公園で匍匐前進しながら 口を伸ばし草に喰いつき 怪しい乾きが裸にさせ 香りに削られてゆくカラダ 連なる360度のエゲツない ドロドロしている私は何者か クルクル回る赤い雲 膝に滲みた冷たい青空 痙攣は何処までも夢みる 可能性のひと欠片をフラットさせ グロテスクな骨を地に刺して 右に私は何者か、左に私は何者か 正面に私は何者か、10時に私は何者か 2時に私は何者か、何者かは私か 頭で散歩する爺さん婆さん 足を貸してくれる子ども すみません私を知りませんか どの枯葉が私の首なのか 歩き出せばゴミ箱に私は何者か 広げる途中で破れる望み 駄目になってしまう精密機械は 笑いに逃げていくロケット 視界の良いジャングルから声 堕落のひと欠片をシャープさせ ビーティフルな性を宙に浮かし 右に私は何者か、左に私は何者か 正面に私は何者か、10時に私は何者か 2時に私は何者か、何者かは私か