渋谷の空に流れる雲 それ以上に俺は速く流されている 交差点の人混みで 交わらない視線は それぞれの人生が真っ直ぐと ひとに在るものが 俺には無いように思えて 劣化してゆく勢いは強くなる やっと辿り着いた向こう側 息が上がり しゃがみ込んだアスファルト 振り向き歩くひとから感じる疎外感 俺は歪んだ視線で ひとの顔色を気づかれないように 見ることぐらいが今の精一杯な生き方 それでも 逃げ込む空の無い日はなかった 単純、単色に思える空へ仰ぎ 様々な答えを用意をしているかのように なぜ白い雲の流れはとても自由なのか