この足元から臭う 茶色に広がる世界はどこですか 足を止めた瞬間に 僕は僕じゃないかと思いました どこから来たのでしょう これからどこへ行くのでしょう 歩き出すとまた記憶がなくなってしまう だから今は進む気がしないのです でもきついのです 動かないってとっても 我慢って言葉は知っています 誰に教わったのでしょうか 我慢を繰り返したら 解放されたのでしょうか 忘れてしまいました 僕の存在以外の僕のことなど また繰り返してしまいました 僕は僕の日々を捨てて 歩き出してしまうのです この足元から臭う 茶色に広がる世界は…………