とてもふあふあとした気分です お酒を飲んだわけでもなく 薬を飲んだわけではないのに これがそんなに悪い感じではなく そうなんです、ふあふあした気分なのです この状態ではどんな詩が書けるのだろうか、と 今、このだらだらふあふあした なんの意味も無さげを表現しようとしています いや、すでにしています 横になりタブレットに右手の中指で とんとんとん、と なぜか右眼を瞑って左目で ぼんやり画面を見て打ち込んでいます 雨が窓ガラスにあたり始めました たしか窓が開いているのですが 立ち上がるほど現実にはいません ああ、顔に冷たい雨が吹き込んできました 困りました、この時間が奪われるのは嫌です でも現実は脅かして急かし始める さあ、この詩を閉じなければならない ふあふあはすでに無くなりました あるのはいつもの痛みを感じる身体 ああ、タブレットを置かなくちゃ 窓が閉めれない詩が終われない