姿の見えない鳥が鳴く 何処からか分からないグワングワンの音 隙間を抜ける風の正体は不明 行き先は調和され均衡の密度 その中を俺は抵抗の少ない体感世界へ進む 暗い下り階段の入り口が待つ 俺の中の誰かが洗脳するかのように とても滑らかな足は回り続け 溝を深くしてゆく