四畳半の部屋に ひび割れたカラーボックス ガムテープで貼り 贅沢の真逆を行く頑固 家を飛び出した空間には 縛られない自由と途轍もない孤独 その双方が膨らめば膨らむほど 詩作品が収まる テレビもラジオも本も要らなかった 紙とペンとカラーボックス そんな日々を確かに生きた