ぼくが歩くと 「もっとむねをはりなさい」 おとなにいわれた 空を見て歩くと 「しっかり地を見て歩きなさい」 ちがうおとなにいわれた 下を見て歩くと 「まえを見て歩きなさい」 ちがうおとなにいわれた ないて歩くと 「なくんじゃない」 ちがうおとなにいわれた おとなはだれも 「どうしたんだい」 といってくれない