新宿駅のホームで電車を待っている 周りを見渡しても 顔がわからないくらい遠くに ひとが数名いるだけ あのストレスがぶつかる ひとの群れはどこへ行ったんだ この閑散とした音のない世界に口を開け 廃れてしまった日本を 懐かしい気持ちで受け入れようとしている 一向に電車は来ない しかもどこへ行こうとしているのかも 自分が分かっていない 不思議な吹かない風を感じている この先をどうすればいいか 考えることを考えているのにも疲れ 退屈な気分は終わりを告げようとした 朝日が目をくすぐっていた