草臥れて 倒れ込んだ道には まだタンポポは黄色く 僕の中にある若さを伸ばし あの空へ 飛ぼうと思うくらいに 喜ばしい錯覚が靡く どこへ行ったの 無限に広がるらしさの世界 どこへ行ったの あの日に見ていた夕焼け小焼け どこへ行ったの もㅤない不安のない僕 草臥れて 倒れ込んだ道には まだタンポポは黄色く 帰りたいのか 帰りたくないのか 飛んでいたあの日に