涙の落ちる音は 誰にも聞かれたくない 社会の波に飲まれたら 違う自分がいた 夢やぶれた訳ではないけど 悔しい気持ちが空回り ビルの谷間に隠れて 頬を拭う手が震えているのは どうしてなんだ (十八で働き出した頃の詩 毎日、鉄を切断したり、組み立てたり、 運んでいたなあ、キツかった)