ぶんぶんぶん僕は羽もなければ針もない蜂。だけど飛ぶことも刺すことも忘れてはいない。飛べない、刺せないと思うかもしれないが、信じないで死んでしまうより信じて死にたいんだ。いいんだよ、僕の生なのだから好きにするさ。僕は蜂には変わりないだろ。笑われたって、弾かれたって、無視されたって、もう僕はそんな弱い蜂ではないのだから。目を閉じればほらっ、僕は飛べているじゃないか、そこに嘘などひとつもないんだし、誰が文句を言ってみても僕の心を潰すことなんてできやしないんだ。ぶんぶんぶん僕は針もなければ羽もない蜂。まだ君の心に突き刺せる針は隠し持っているんだよ。気をつけた方がいいよ。僕が本気になったら僕が知らないくらい凄いってことを信じているんだから。それに僕が僕を信じないで誰が僕を信じてくれるというんだよ。ぶんぶんぶん僕は針もなければ羽もない蜂。