月夜が歌う 寂しさに浮かんでいる ゴーゴーと包む誰かは もう怖くはなかった サイレンが刺さり 酔っ払いが投げた どうしようもないだけが 僕の波に乗っていた 繋がれた糸は切れ 尻に手をやり 感触を確認してみれば 指は血だらけ 僕は性に捕まった なぜ諦め切れないのか 僕の中の僕が消えたなら 惜しみなく与えられる 光になれるのに 視界にある歌は真実か 夜に浮かぶ 旋律を涙で聴こうとする 寂しさに 寂しさが重なり 月夜を知れる気がして 僕は浮かんでいる