白い靴を白く履くと 心地よい景色が色づき 振り子のように落ちる萌ゆる葉 目に入る模様は心を弾ませる 空の青さと靴の青いライン 繋がる上と下は平らになって いつもと違う二センチ浮く地面 葉を壊さなぬよう歩けている 靴紐に絡んだ秋とともに どこまでも歩ける気がすれば 誰に感謝すればいいのだろうと 支えてくれたひとを巡る 少し汚れた白い靴を脱ぎ 今日の想い出を拭きとれば 明日へに沁み込む夢の道しるべ 気はゆくゆくとゆく