会社数字を活かす:経理部門から見える会社・社会とは?(Day8)「経理部門は必要か?」

会社数字を活かす:経理部門から...
こんにちは!「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしおです。

今日も昨日に引き続き、私の前職である「財務経理職」という仕事を振り返りながら、異なる視点や考え方をお伝えして行きます。

全体は、下記のような流れで書き綴っています。

(仮)全体の流れ・章立て
第一部:財務・経理部門の役割(完了)
第二部:財務経理パーソンの「ありたい姿」(本日から)
第三部:経理財務部門をどう活用するか

そして今日からは第二部、すなわち

第二部:財務経理パーソンの「ありたい姿」

私の考える「ありたい姿」を、自分の反省も含めて綴って行きます。

章立て
1.財務経理部門の存在意義
2.財務経理パーソンが目指すもの
3.「ありたい姿」の具体的イメージ


「財務経理部門の存在意義」


今日の章立て
1.財務経理部門が無かったら、会社はどうなるのか?(本日)
2.ゼロベースで考える財務経理部門の「提供価値」
3.財務経理部門が果たすべき役割


1.財務経理部門が無かったら、会社はどうなるのか?

(1)「え!、経理部門が無い会社ってあるの?」と言って頂けると、元財務経理パーソンとしては嬉しいです。

しかし、実際にそういう会社はあります。正確に言うと、経理の「機能」を外注しているので社内には経理部門が無い、というケースです。

(2)このようなケースは、財務経理部門にとって何を示唆しているのでしょうか?

「財務経理」は飽くまで、機能であって目的が果たせれば、社内だろうが外注でも良い。財務経理パーソンを社内に雇っておく必要はない!?

(3)このケースと対比させて、例えば「営業部門」「マーケティング部門」を同じように考えてみたらどうなるでしょうか?

営業活動を外注する、という発想はあります。実際に実行している企業もあると想像されます。

しかし、営業活動を100%、全て社外に任せるという方法が本当に効果が出るのか?少し疑問が残ります。

(4)一方「マーケティング部門」はいかがでしょうか?

これもマーケティング部門が担当しているある部分を社外に委託するというのはよくあることです。分かりやすい例は「広告宣伝」の部分です。

顧客の購買行動を引き出すための施策は、かなり高度の専門的、かつ、経験が必要。

従ってキャッチコピーやコピーライティングを外注するのはうなづけます。

しかし、自社の真の価値を理解し、それに基づいて情熱をもってマーケティング戦略を考えるという「コアの活動」は、さすがに社外に委託すべき部分ではない、と私は感じます。

(5)ここまで考えて、翻って「財務経理部門」について目を向けるとどうでしょうか?

伝票処理をして、それを会計帳簿に記帳して財務諸表を作成する、というオペレーション的な部分は社外でも、相当部分が対応できると思います。

一方、社内の人間でないと判断できない活動や事業の方向性や将来を決定するような意思決定に関する活動について、つまり

「根幹を成すコア業務・機能」は、社外に委託すべきではない、と言えるかと思います。


では「財務経理部門」における「根幹を成すコア業務・機能」とは何でしょうか?


この論点は明日以降、次章である

ゼロベースで考える財務経理部門の「提供価値」

で綴って行こうと思います。


ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお

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