事務所の移動が始まった。誰からともなく始まった作業は、 いつしか臨界点を超えて いっせいに作業モードに突入した。まるで開高健の「パニック」で、 ネズミが湖に飲みこまれるシ−ンのようだった。 席で仕事してるのが、罪なくらいに。 (それでも何人か座ってたけど)そして今、何事もなかったように、 誰かがお土産で持ってきてくれた 「もみじまんじゅう」を食べている。ブルーベリー味のもみじまんじゅうは、 皮の味にブルーベリー風味が負けている。 今後の健闘を祈りたい。