異臭
Apr
28
ある朝、仕事へ行く前に車のエンジンをかけておこうとガレージに行くと、変な匂いがする。ガレージのドアを開けてもまだ尚その匂いが残っていて、それはどうやらあけがたに帰還した夫の車かららしい。ガスのような、古い重油のような?良くわからないが不穏な匂いだ。ぐるりと周りながら夫の車を見てみたが、特に変わった様子はない。まだ新車と言ってもいい車なんですけど、、、壊れちゃったのかな、、、、そんなことを思いながら仕事へ出かけた。
帰宅した時、夫は犬たちをどこかへ連れて行ってて不在だった。なので、その匂いのことはすっかり忘れていた。それからしばらくして、多分、翌日だかだったと思う、またガレージ内で同じ匂いがした。夫の車からだ。これはいよいよ良くない。夫は気づかないのか???
でも、それは車の異常ではなく、夫曰く、あの晩(朝?)スカンクの死体に当たってしまったのだと言う。轢いた、と言ったほうが正しいのかもしれない。でも、既に「死体だったんだけどね」と。暗くてその瞬間までほとんど気付かなかったのだと言う。「でも死んでた、もう」と、何度か言っていた。どちらにせよ(生きていようが死んでいようが)スカンクは強烈な匂いを付着させたと言うワケだ。あの不穏な匂いがスカンクだと判明して、なぜか納得した。ガスのような重油のような、、、、なるほどと、妙に感心。
その匂いはかなりの間、残っていた。いつになったら消えるんかね?と夫に訊くと、わからん、1週間くらい?と言っていたが、気付くともう10日か12日くらいは経ったと思う。日記に記しておくべきだった。
先週の水曜日、諸事情あり職場がテンポラリーで別のところに移された。
いつもの職場とは逆方向の、街から離れたところへと向かうその道で、鹿に遭遇した。もう夜は明けていて、薄暗いわけでもなく、割と明るい朝だったのだが、鹿がポンポーンと、続けて3頭、道路を横切って行った。ギクリとした。鹿に遭遇しても、当たるとわかっていても、ブレーキを踏むな、ハンドルを切るな、との鉄則があるのは承知しているのだが、なかなか、、、、後方から車が来ないことを確認したのが先か、ブレーキ踏んでからが先か?それほどスピードが出ていなかったことと、ハイウェイ(高速)ではなかったことが救いだ。鹿と遭遇した後しばらく行ってから、鹿がいますよマークが見えた。遅いよ!!