05/02/2020 昨日の朝、職場へ向かう道すがら、エプロンをつけた男性が前庭でダンス(?)をしていて、じぃっと見入ってしまった。彼はわたしの視線に気付いたのかもしれない、こちらに向かって手を振られたので、わたしもハァーイ!!と、手を振り返した。信号のある交差点を曲がってすぐのところだったせいで、車のスピードも緩やかで、今こうして思い返すと、スローモーションのよう。 初老(70歳代くらいか?)のインド系の男性に見えた。頭にターバンのようなものを巻いていたから。でももしかしたらあれはターバンではなくて普通の白いキャップだったのかもしれない。褐色の、痩せた、それほど背の高くはない男性だった。白い生地(キャンバス地だと思う)のエプロンには、カラフルな柄がついていた。彼は、脚を開いて立っていて、腰と両腕を軽やかに動かしていた。ダンスというより準備運動みたいなものだったのかもしれないけれど、楽しそうに踊っているように見えたので、なんだかこちらまで嬉しくなった。と、そんな時に手を振られたのだ。思わず笑顔になってこちらも手を振り返した。 時々、犬連れの人に手を振ったり、あちらも手を振り返してくれたり、たまたま停車している時にはウィンドウを下ろして "I love your dog!" と言ったりする。もちろん、その逆もある。犬たちと散歩をしていると、そうやってわざわざ声をかけてくれる犬好きさんに何度も会った。 こういうのはこの国の良いところだと思う。 今の時期には、特にそう感じる。