コズモ②
Nov
8
こーちゃん、無事に帰還しました。涙。
普段は常時サイレントのわたしの携帯電話をサウンドオンにして、救急病院から電話が来たらすぐに出られるように・・・ド緊張の2日間だった。でもこんなのコジの苦難に比べれば、なんてことありません。夜中に何度も目が覚めて、ロクでもないことを想像してはキャンセル、キャンセル、キャンセル、の3回おまじない。
朝が来て、それでも電話はなくて。連絡のないということは経過が順調ということ、という夫の言葉を思い出しながら、とりあえずびぃ坊の散歩へ。今のうちに念のため長い散歩に連れ出したのだが、帰路の途中で電話が来た。
うんじゃらうんじゃらで経過は良好、この分だと今日、帰れますよ、と言う。
@@!れれれれれ、、、!
歓喜のあまりしどろもどろになりながら、お迎えを11時に、となった。
コズモはナースに連れられて、元気な姿で出てきた。足取りが軽やかで、昨日の朝とは大違いだ。すごいよコジ!!涙が出た。ナース曰く、屋外へ出す度にわたしたち家族が来ているかと探して、おしっこをしなかったそう。
I think he really wants to go. He's holding so long. You better try take him now.
リーシュを受け取り、コジを連れて芝生の方へ連れて行くと、そこでなんとPoop!しかも、とっても良いやつ。すごいよコズモ!!Peeはしなかったけど(家に着くなり、うちのFront yardで無事に任務を果たしました〜)。
コズモらしい、と思った。コズモは色んなところで愛想が良くて皆から愛される犬だ。獣医さんなんか大好き。トリーツもらえるし、褒められるし。でも、わたしたちがいないと、違う。彼はとても忠誠心が強くて頑固。何年か前に夫の従姉妹の結婚式で州外へ行った時に、コズモとデューイとをboarding placeに預けた。わたしたちはどちらかと言うとデューイのことが心配だった。全身関節炎で服薬中だったし、彼は家族以外の人間が触れるのを嫌がる。噛むことはないが、もの凄い形相でがうううう、とするので、大抵の人たちは怖がってデューちゃんには近づかない。虐待されてた背景があって、そのトラウマは亡くなるまで続いた。だから、デューイについては色々と事情を詳しく説明し、了承を得て預かってもらった。コジは全然問題なし、と思っていた。
が、滞在中(3泊4日)、スタッフさんが犬たちの様子を撮影したものが結構な数で顔本に投稿されるので、D&Cがどんなか気になって何度もチェックしていた。すると、デューイは3枚くらいかな?写っていた。他の犬たちの後をついてったりしている感じだった。おーデューちゃん、うまいこと馴染んでるわ〜と喜んだものだ。が、コジの姿がない。一枚も、ない。これ、大袈裟ではなく、結構な数(100枚以上)の写真たちだ。それも1日に何度かアップされる。そんな筈はない、と、何度も確認した。でも、コジは、見事に、一枚も、写ってなかったのだ。
わたしたち夫婦は愕然としました。やれやれ。
コズモは賢い犬だ(けっして、デューイが賢くない、という意味ではなく)。そして、頑固。
きっと、この場所に馴染んではならない、と自分で決めたのだろう。
ここに馴染んでしまったら最後、ダディやマミィにはもう会えないかもしれない、とでも思ったのか???(夫はそう言っていた。笑)
コズモはわたしたちが迎え入れる前に、何家族かに見放された。多分、やんちゃ過ぎたのだろう。やんちゃじゃおさまらないな。そう言えばあいつは「噛む」犬だった。これまでに何度か「噛んだ」のかもしれない。わたしたちはコジをオゥシーレスキューの団体から引き取った。
コズモは、フリスビーが大好きだ。特に教えたつもりもなかったのだが、自然とフリスビーを追いかけてキャッチして咥えて持ってくるようになった。Dog Parkでは、どうよ俺さまのこのテクニック?ってな感じで得意げだった(夫もね)。
でも面白いことに、誰か違う人がフリスビーを投げるとまったく動かない。時々、「投げさせて」という人がいるのだ。それで「どうぞ」ってフリスビーを渡して投げてもらうと、コズモはじーっと座ったままこちらを見て、動かない。投げさせてもらった人は、ああ他の人じゃ駄目なんだな、とか言う。不思議な犬、コズモ。
だから、救急病院の外に出させてもらってもわたしたちの姿を探してばかりで用を足さない、というのを聞いて涙が出そうになった。まったくコズモらしい。
脾臓関係の腫瘍だった。
悪性かどうかは検査結果が出るまでわからない。悪性の可能性が高いと思う。というか、そうみたいだ。色々と調べて分かった。悪いことは考えたくないけれど、出来る限りのことをするためには現実を見なくちゃならない。コジはこうして手術を乗り越えて帰ってきた。彼の生命力に感謝だ。
Bevoはコズモがいなくなって不安そうだった。群れの一員が欠けることは犬にとっては一大事だ。ましてびーにとってこーちゃんはお兄ちゃんだから。
帰ってきて、びぃ坊が嬉しくなってやんちゃに遊びを仕掛けたりしないよう、コズモはペンの中に入ってもらうことにした。友人がちょうど良いペンを持っていて、貸してもらった。犬仲間がいると、こういう時に助かるー。
コズモ、2週間は活動制限がある。お腹の傷の様子観察と、出血傾向に加えて血栓兆候の観察もする。1週間後に術後のフォローアップ。2週間後に抜糸。
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Posted at 2020-11-09 10:02
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Posted at 2020-11-29 08:11
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