3月8日 満月。 朝、仕事へ行くときに西の空にほぼまんまるのお月さんがぼーっと浮かんでいた。慌てて車を停め、まずはお財布を取り出してしゃかしゃかフリフリ。それから携帯カメラで撮影。後でPathにアップしておこうと思って。が、、、しょぼっ!残念ながら豆粒ほどの光が映っただけだった。まぁいい。たぶん指でちょちょっと画像を拡大して見てくれることだろう。 MrLHが亡くなってから仕事が楽になった。MsVPの調子も上がって来てそれほど呼ばれることもないし。昨夜、ふと思い立って、これまでに亡くなった人とかうちの施設から引っ越して行った人とかの名前を書き出してみた。ファーストネームは覚えていても、ラストネームが思い出せないという人が何人かいる。そのうち思い出せるといいなと思う。 夜。リビングルームのカーテンを開けたままにしておいたおかげで、大きな満月が昇ってくるのが見えた。いそいそとお財布を取りに行って、窓から月に向かってしゃかしゃかフリフリ。随分前に友人に教えて貰った満月の儀式。これをするとお金に困ることがない、のだそう。わたし、初めてこのことを聞いたとき、妙に納得したのです、変かもしれないけれど。でね、いつもこれをやっているってワケ。 さて、真偽の程はと言うと・・・まぁまぁ効果アリ。と思っています。なぜなら、お金がザクザク入って来ることはないけれど、お金がなくなってって困るーーーってこともない。きっと出てった分はきちんと還ってきているのでしょう。だからそのお礼を兼ねて、またよろしく頼もんで、という気持ちでしゃかしゃかフリフリしています。ありがとうお月さま。 満月と言えば。「きいろいゾウ」を読み返している。一度読んだからなのかアレルギーの薬のせいなのか、いつも2-3ページで眠くなってしまう。 明日まで6時ー14時のメインシフト。夜には娘がスプリングブレイクで帰って来る予定。週末は休み。
3月7日 昨日から左脚が痛む。正確に言うと左臀部から左大腿に向かって痛みが走る。いわゆる座骨神経痛というものだろうか?歩き過ぎ(職場でね)か或いは変な姿勢で歩いたか、それともこれも更年期障害の症状のひとつ?なのか? 今日は休みで愛車村野さんのオイル交換に出かけた。初回無料サービス。日産からは3750マイル毎の交換が推奨されているらしい。が、大幅にオーバーの5450マイルくらいだった。とりあえず5000マイル毎にしようと思っている。まぁ大丈夫でしょ。 帰りしなにガソリンを入れた。夫が新聞を取りにお店へ行って(ガソリンを入れると新聞が無料で貰えるのです)戻ってくるなり、「風向きが変わった。気温が急激に下がるぞ」と、鼻息荒く得意げに言う。「さっき店に向かってたときの風は南東の風で気持ち良かったんだ、あったかかったと言っていいくらい。で、店から出て来たらいきなり北西の風に変わっていた。すごく冷たい風。これで外気温がインスタントにドロップダウンする筈」興奮冷めやらぬ夫である。しかもその後、村野さんが教えてくれる外気温を見ながら、「よし、68Fだな。見てろよ、そのうちすぐに下がるから。そうだな・・53Fくらいまではあっという間に下がるよ」と、言う。しつこいよ。というか、わかったから。 しかし驚いたことに、本当に気温が下がった。どんどんどんどん下がった。面白いくらいに下がって行く。もうふたりともその数字に釘付けだ。12時53分、ガスステーションを出たときに68Fだったのが、あれよあれよと数字が減ってって、13時20分には40F、家に着く頃には38Fまで下がった。寒いよ! うちの施設のじーさんばーさんは、毎日まいにち天気の話をする。気温がどれくらまで下がるだの上がるだの、風が強いだの、湿度が低いだの、そいういう話。そして、コーンがどうだのこうだの、という話になる。元々、農家だった方が多いせいだろう。天気に関してはとても真面目なのだ。ただの会話じゃない。本当に、気持ちを込めて、話すのだ。 今日の夫を見ていて、あぁこのひともやっぱりここの人なんだなぁ・・・と感じた。本人、自覚ないだろうけれど。しかし、わたしには南北東西の位置感覚がてんで備わっていないので、南東の風とか言われると、もうそれだけで尊敬してしまいます。わたしもいつかそういうふうになりたい。そして、毎日まいにち、天気の話をするのでしょう、歳をとったら。
3月6日 暖かい一日。気温は72Fまで上がった。 今日はPの命日。 夫は仕事、娘は大学、わたしも仕事、と、それぞれがそれぞれの地でこの日を迎えた。忘れないうちにふたりにテキストを送る。 アクティビティーコーディネーターのJはフラワーショップのオーナーでもあるのを思い出し、彼女に花をお願いしておいた。が、「すっかり準備しておいたのにキッチンカウンターの上に置き忘れてきちゃったのよー」 休み時間に取りに帰るというJだったが、明日でいいからと断る。家族であらたまって何かするのは娘が帰って来てからにしようと思っていたしね。 今日はミーティングもあって帰宅は16時過ぎになった。夫は仕事から戻って来ていて、犬たちを連れて出かけたらしく不在。わたしは着替える前に庭へ出て、ヒメライラックの木の下に眠る天使を撫でながら、Pと話をした。やっぱり淋しいなぁ。。。Pは最高の犬だった。
3月5日 昨夜、また金縛りに遭った。また、というのは、最近多いから。たぶん夢をみていたのかもしれないけれど。でもそれにしても最近、よくある。 昨夜のは夢からはじまった。夢のなかで、MrLHの世話をしていて、彼が何度もベッドから起き上がろうとするのをなんとか制していた。両手がふさがって助けを呼ぶにも電話に手を伸ばすことが出来ない。そのうち彼はどこにこんな力が残っていたのだろうというようなもの凄い力でわたしをはねのけ、飛び起きた。そして勢い余ってベッドからなだれ落ちるような形でフロアへ。わたしは必死で彼を押さえながら、とにかく誰かを呼ばなくちゃ、と、焦っている。 そのとき、わたしの右足を誰かががしっと掴んだ。ぎょっとした。最初はMrLHだと思ったのだが、位置からして彼である筈がない。パニックになりそうだったが、同時に、あぁこれは夢なんだ・・と自覚した。でもね、夢だとわかっているのに、右足を掴まれている感触がリアルで、急に恐ろしくなり、声にならない声でリビングにいる夫の名を呼び続けた。 ふと解放されたときには、ぐったりと疲れて体が重かった。今朝になって夫に悪夢にうなされたよ、と話すと(金縛りだとは言わなかった)夫はわたしの寝返りが激しくて眠られなかった、と言う。これは夜中の話で、わたしにはまったく自覚がない。良かったようなどうでもよいような。 しかしこのところの寝苦しさというか金縛りというか悪夢というのは、かのアレルギーの薬のせいでもあるのかな。 今日は思いきってリビングの模様替えをした。春の大掃除。 シーリングファンも綺麗にしたかったので、髪を覆うためのバンダナを探していたのだが見つからず。しょうがないから犬たちが去年貰ったバンダナを借りようとそれも探すが見つからない。さてどうしたモン・・・ってときに、ふとPCデスクの横の豆手拭が目に入った。甥っ子が写真を送って来てくれたときになぜか入っていたものだ。おぉーこれは最適。早速頭にかぶると、ちょうど良い長さ・幅・軽さ。最高、豆手拭。 犬たちは何事だとウロウロ落ち着かなかった。リビングのソファなどの配置換えを試みたが、うちの狭いリビングではどうにもこうにも大きな変化にはなりそうもない。あれやこれやと動かすうちに、結局また元の配置に戻ってしまいそうで、いやそれだけはご勘弁、と、色々また動かして、やっと決まった。思いきってTVをコーナーへと動かしました。この位置は、久しぶり。ずぅっと前はここだった。というか、この部屋の構造上、このコーナーが最善の位置の筈。なのに、夫が嫌がって動かしたのだった。もう随分前のこと。 TVをコーナーへ持って行くと、部屋がちょい広くなったよ。この後、エンドテーブルもちょっと動かして、植物をいくつかバックルームへと移動させて(ついでも水やりもしたよ)・・・なかなか春っぽい良い感じになった。夫は明日の夕か夜に帰宅予定。模様替えしたことは電話で伝えておいた。気に入らなくてもとりあえずしばらくはこれで過ごさせて貰いましょう。 掃除の後に犬たちに食餌、自分も昼食(残りのカレー)をいただき、それから犬たちの散歩へ出かけた。天気はよいが風のある日。昨日の雪はすっかり融けていた。D&Cは最初はやんちゃだけど後は落ち着いて歩いてくれた。この二頭、どちらも実際の年齢はわからないのだが(保護犬なので)、B&Pが彼らくらいのときにはわたしには二頭引きは無理だった。そう考えると、この二頭、案外おりこうちゃんなんだなぁ・・と思う、わたし自身が変わった分もあるけれど。Bの調子はまぁまぁ。食欲もあるし、表情も良い。 明日はPの命日。 あの日のことを思い出しながら、今日はいっぱい体を動かした。生きてる証拠。
3月4日 疲れた。まだ8時過ぎだというのに眠くてたまらない。 6時ー14時のメインシフト。めまぐるしい一日だった。朝食は7時からなのだが、ダイニングルームへ行けたのは8時10分前。サブシフトのJも似たような状況だったらしい(あと、アクシデントがあったそうな)。いやはやキッチンレディーTがよく動いてくれた。彼女の働きなしではもっと大変なことになっていたと思う。 MrLHの落ちかたが激しい。呼吸がいよいよという感じだ。付き添っている息子さんの消耗も気になる。何も出来ないが、せめて心を込めて身体を整えてあげたい、と、それだけだった。 仕事を終えてからMsLFのお葬式に出かけた。娘さんに会った途端、涙が出てたまらなかった。彼女とハグしながらLの話をする。本当に、ほんとうに、彼女のことが大好きだった。特別な存在だった。娘さんはわたしのことを家族に、Mom's favorite ladyと紹介していた。わたし自身、密かにそう感じていた。だから素直に喜んだ。「母の心の具合いが悪いときに、彼女だけはそれをうまく良い方向へもっていくことが出来たのよ」とも言っていた。誰にも自慢はしていなかったが、わたし自身、自負していたことだった。本当にね、どうやってその悪いループから抜け出させるかを、なぜかよくわかったのよ。一筋縄ではいかなかったけれど、うまーくね、ひょいと、あちらの世界からこっちへと連れ込めた。95%の確立でうまくいったと思う。残りの5%のときは、時間をおいて訪ねていった。それでうまく行くこともあった。 一緒に92歳の誕生日を祝おうね。 わたし、こんなに長く生きるつもりじゃなかったのよ。 いいじゃない。ここまで来たのだから、どんどんいっちゃいましょう。 それはわからないわ。92は出来ても、93は無理かもよ。 そんなこと言わずに。じゃぁこうしよう。100歳のお祝いを盛大にする!それまでわたしはこの仕事を絶対に辞めないから。 あははははー無理よー100なんて無理むり。 わからないわよー約束しよう、100歳の大きなお祝い。 そうね、出来たらね。 お葬式には夜勤シフトのPが来ていた。あと、時間ぎりぎりになって上司もやってきた。週末のお葬式というのはあまり聞かない。家族の事情だろう。MsLFは火葬だった。それもこの辺りでは珍しい。 雪の一日。 お葬式というといつも天候が悪い。
3月3日 久しぶりにひとりで迎える朝。夫が留守だと犬たちがおとなしい。 6時〜13時の勤務。 昨日、来週月曜日から勤務時間が大幅にカットされるという話があった。平日のみ、サブシフトの6〜13が6時〜11時半に変更になる。11時半っていうと配膳の時間だよ。 5時間半勤務のうち30分の休憩が入るので正味5時間勤務。正直なところ、半日で仕事を終え、午後まるまる使えるというのは嬉しい、同僚たちは皆、憤慨していたけれど。 11時半にあがれるのは嬉しいが、メインシフトである6時〜14時勤務のときはキツイだろうなぁと思う。相棒が11時半で帰ってしまって2時までひとりだなんて、、、まぁやってみないことにはどうなるかわからんが。 Bの調子は少し上向き加減。相変わらず後ろ足がもたついているけれど、表情が良い。ような気がする。 今日の散歩も寒かった!北風ぴゅーぴゅー。頬がパッツパツに冷たくなった。 もうじきPの命日。 職場のアクティビティー担当JにPのための花束(或いはフラワーアレンジメント)をお願いした。彼女はうちの施設のフルタイム勤務なのだが、フラワーショップのオーナーでもあるのだ。今日のメキシカン・フェスタの合間にお願いしたので、詳しいところを詰め切れなかった。値段だけでも決めておけば良かったかなと、ちょっと後悔している。でも、Pのためなんだから、1周年なんだから、いくらかかってもいいよね。まみぃが大奮発してやるよ。 MsLFのお通夜、お葬式の情報がまだ入って来ない。金曜発刊のローカル新聞を買いに行こうかと思ったが寒くて面倒になって止めた。行ってくれば良かったな・・・と、夜になって思う。
3月2日 朝5時半。仕事へ出かける直前にわかった。公式発表あり。異動決定。 おめでとうーやっとやっとやっと・・・ これによって、これからがどう変わるかわからないけれど、きっと良い方向へ進んでいくのだと思う。 昨日、MsLFのお見舞いに病院まで出かけて行った。午後3時過ぎ、ホールウェイにいたナースに病室がどこか訊ねると、「彼女はもうここにはいません」と言われた。「え、じゃぁどこへ・・」と言いかけて止めた。訊いても答えてはくれないだろう、守秘義務というものがある。わたしは心のなかで退院してうちの施設へ帰ってますように、少なくとも、ナーシングホームへ移ってますように。そう願った。 今朝、職場へ着くなり彼女のことを訊いた。"Oh...M..." 同僚Nが言い辛そうに口を開いた。"She passed away..." そんな気がしていた。あのときのナースの顔。あの間。わかってた、心のどこかで。それを無理矢理打ち消していた。 骨折して入院したと聞いた時に嫌な予感がした。もうすぐ92歳になるところだったのに。一緒に100までお祝いしようね、って、いつも言ってたのに。 Bの足取りがとても辛そう。今日、D&Cを最初に連れて行く準備をしていたとき、Bは気付いたのだろう、自分は留守番だ、って思ったのだろう、淋しそうに向きを変えてベッドルームへ行ってしまった。わたしは悲しくなって慌てて彼を追いかけてビスケットを渡した。「帰ってくるまで待っててね」 風が強くて、思った以上に寒い午後だった。この分じゃBの散歩はお休みしたほうが良さそうか・・そう思いながら戻って来ると・・・Bがドアの前で待っていた。嬉しくなって、Bにリーシュを付け、散歩へ連れて行った。よぼよぼとスローペースで歩くB。突風で尚、歩き辛そうだ。後ろ足がもつれて、腰が何度かガタンと落ちるような感じもあった。抱っこして連れ帰ろうかと思ったほどだ。 さっき、ぐっすり眠っているBを起こして外へ連れ出した。眠っている姿を見て、どきっとする。腰の部分が窪んでいて、顔に覇気がない。このまま永遠に起きないんじゃないかとさえ思ってしまう。 BにMsLFを重ねて見てしまう。歳が歳なのだ。何が起こってもおかしくない。 なるようになる。 良いようになる。
3月1日 食後のチェリーチーズケーキパイ、半分にしておけば良かった、食べ過ぎ。 ジェイロゥはエコヒイキを平然とする、それが許されるおかしな世界。 姉の異動発表の予定、内示どおりのゴーサインを待っている。