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消費税増税と、介護保険制度

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今日から消費税が8%になった。                    

税金は本来、生計費非課税、累進課税という原則に立つべきである。                   

生計費非課税とは、生活に必要な最低限度のものには課税すべきではないという考え方である。                            

累進課税は、所得の多い人には多めに負担してもらい、所得の低い人には少ない率で負担してもらうという考え方であり、税率を所得に応じて変える原則である。所得税などは累進課税になっている。                

消費税は、生計費非課税の原則、累進課税の原則に正面から反する不公平な税金の集め方である。                           

失業中・無職など収入のない人からも、高収入の人からも同じ税率をとる。貯金や投資には消費税はかからない(手数料等にはかかる)ので、実質的には収入の低いひとほど収入に占める課税対象率が高くなる逆進性がある。                

加えて、消費税は税の公平な負担という点でも、国民には負担、企業には負担なしという問題がある。企業は、客から預かった消費税を納税するが、その際に仕入れにかかった消費税分を差し引けるので、どんなに税率があがっても消費税は企業の負担にならない。                                     

一方、大企業の下請けの中小零細企業などは、消費税を口実に元請け企業から実質的な値下げを迫られ経営が苦しくなる可能性がある。                                  

まず、税金の使い方を改めるべきだが、それでも財源が足りなければ、それぞれの負担能力に応じて、国民も企業も公平に負担する増税でなければならないと私は考える。                                   

消費税が導入されて3%になるとき、介護・福祉のためしかたがないと言われた。                                   

消費税が5%に増税されるときも、介護・福祉のためにしかたがないと言われた。                                    

福祉・医療・介護の現場で働く者や利用者は知っているはずだ。
消費税が導入されても、福祉・医療・介護の制度は良くなるどころか悪くなる一方であることを。                                     

消費税が8%になった。
今、国会で議論されているのは、病院のベッド数削減、70歳~74歳の医療費値上げ、介護保険の要支援1・2を対象としたサービスの制限、負担増など、社会保障の切り捨て政策ばかり。                                       

介護・福祉のために、しかたがないという大嘘。
デンマークやスウェーデンのような消費税は高いけれど手厚い社会保障があり安心して暮らせる「高負担・高福祉」の北欧諸国と違い、日本が今進んでいるのは「高負担・低福祉」の国づくり。                                   

政府の誤魔化しの「しかたない論」に、だまされないよう注意が必要。                                   

消費税増税と、便乗値上げ、駆け込み需要の反動は、日本経済に深刻なマイナス作用をもたらし景気を悪化させるだろう。                                   

この先には、消費税10%がまっている。                                    

必要なことは、増税前の買い溜めではなく、1人ひとりが消費税増税反対の声をあげること。


増税分は、介護という仕事の賃金向上や、医療・看護・介護の人員配置基準見直し・過重負担の軽減対策に使うべき。

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介護保険の闇、とわれるケアマネの中立性

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朝日新聞の介護保険・ケアマネ問... 朝日新聞の介護保険・ケアマネ問題をとりあげた記事
本日の朝日新聞の介護保険制度の構造的問題を指摘する記事は、今後の制度のあり方を考えるうえで重要な論点であり、大きな社会問題です。

朝日新聞は本日の1面と2面で大きく介護保険の構造的問題をとりあげました。

私は、デイサービス施設の運営に関わっているので、とても共感できる内容でした。

建前では「公正・中立、利用者様やその家族の意向にそうサービス・ケアプランをつくる仕事」のはずのケアマネージャーが、実際には「デイサービス(通所介護)、訪問介護、サービス付き高齢者住宅などを経営するグループ企業の一部門」として働いているケースはとても多く、自社への利益誘導をせざるをえない構造になっていると私も感じています。

朝日新聞は、利用者のためになるケアプランをつくったところ、自社の施設の利益にならないので解雇されたケアマネージャーの話を紹介。
このケアマネが「私たちを利用客を増やす営業係だと思っているのか」とコメントしていることを報道しています。

一方、ケアマネージャーの仕事だけでは国からの報酬が低く、どの企業からも独立したケアマネージャー事務所として仕事をするのは厳しいという構造的問題も朝日新聞は指摘している。


***

高齢者施設、お手盛り介護 「歌ばかり歌わされて…」

2014年2月18日付朝日新聞1面


 高齢者が入る施設で、必要のない介護サービスまで提供する「お手盛り介護」が相次いでいる。介護サービスの利用計画(ケアプラン)をつくるケアマネジャーが、施設などの意向に沿って介護報酬を増やす例があるからだ。高齢者に合った介護が提供されず、介護保険の無駄づかいにつながるおそれもある。

 「歌ばかり歌わされて。嫌で嫌で」。東京都中野区の有料老人ホームにいた男性(92)は昨夏まで、夕方になると疲れ果てていた。童謡を歌ったり風船を突きあうゲームをしたりするデイサービスが、昼食や入浴を挟んで朝9時から午後4時半まで続いたからだ。

 昨年7月の利用明細には、ホームが運営するデイサービスが1日7~9時間、週6日びっしり。月に約3万3千円が本人に請求された。介護保険は本人が1割、保険が9割を負担する。「要介護4」の男性が使える限度額約33万円いっぱいがつき、ホーム側に介護報酬が支払われた。

 まもなく別のホームに移ると、デイサービスはなく、週2回の入浴と1回の外出介助ぐらい。請求額は10分の1以下の月約2600円に減ったうえ体調も良くなり、介護度は最も軽い要介護1に改善した。「なぜ施設によってこんなに違うのか」と驚いた。

 これは、前のホームのケアマネが作ったケアプランがお手盛りだったからだ。東京都も今年1月に前のホームなどに調査に入り、「ホーム側のデイサービスばかりがついている」と改善を促した。

 プランを作ったケアマネは家族にも会わず、男性の要望も聞いていなかった。朝日新聞の取材に対し、「前任者のプランをそのまま使った。ホームからもなるべくつけてと言われ、協力したかった」と話す。

 さらに悪質な例も相次ぐ。朝日新聞が47都道府県を調べたところ、この6年で介護報酬を不正に請求したとして50人のケアマネが資格を取り消されていた。架空のサービスを偽装したり、ケアプランを水増ししたりする例が多い。50人のうち「自ら主導した」が31人、「(施設などに)強要された」が11人いた。(松田史朗)

     ◇

 〈ケアマネジャー(介護支援専門員)〉 「要支援1~2」「要介護1~5」の認定を受けた高齢者が介護保険を使ったサービスを受ける際、高齢者と契約し、本人や家族の要望を聞きながら毎月の介護サービス利用計画(ケアプラン)をつくる。2000年に介護保険制度ができた時につくられたが、国家資格ではなく都道府県が認定する。全国で約14万人が働く。国はケアマネが所属する居宅介護支援事業所の運営基準を「利用者の立場で、特定の事業者に不当に偏らず公平中立」と定めている。


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(報われぬ国)ケアマネ、施設の縛り 意に沿わねばクビ

 「うちの訪問介護を限度額いっぱいつけてほしい」

 愛知県内のケアマネジャーは一昨年3月、愛知県豊明市にある高齢者施設の社長から求められた。担当していた女性(当時73)がこの施設に入った時だ。

 国の基準がある有料老人ホームではなく、一戸建てに高齢者を住まわせる「無届け施設」で、訪問介護事業も営んでいた。社長は週2回の入浴や部屋の掃除などサービス内容と回数を細かく指示し、言った。「家賃が安いので、訪問介護で稼がなければいけない」

 だが、女性は「外出や散歩ができるプラン」を望んでいて、限度額いっぱいの訪問介護は必要なかった。社長の要求を断り、女性にあったプランを出すと、まもなく施設から「交代していただく」という連絡が来て担当を外された。

 「施設に都合のいいプランを求め、聞かないと露骨にやめさせる」。このケアマネは施設の横暴に憤る。

 東京都内で医療法人グループが運営する居宅介護支援事業所にいたケアマネは昨年春、担当していた70代の女性が自宅で転んで骨折し、歩けなくなった。

 一人暮らしは無理だと考えて施設を探し始めた矢先、グループが運営するデイサービス事業所の責任者が声をかけてきた。「施設へ入れず、デイサービスに毎日通わせたらどうか」。同じグループの訪問介護事業所の責任者も「まだ施設に行かせなくても、今まで通り訪問介護を使えばいい」と言ってきた。

 それでも女性の状態を考えて小規模介護施設に入れると、訪問介護事業所の責任者は「あなたは全然わかってない」と責めた。このケアマネは「私たちを利用客を増やす営業係だと思っているのか」と感じる。

 実際に営業に回る人もいる。関東に住むケアマネは昨年まで、毎月数十件の利用者獲得が目標だった。全国に有料老人ホームなどを展開する大手グループに勤めていた時のことだ。

 ケアプランにはグループの訪問介護サービスを入れるようになっていた。本社からサービスの実績を上げるよう指示が出ると、上司から発破がかかった。

 それぞれの利用者獲得数がパソコンで見られるようになっていて、少ない同僚は姿を消した。自身も、高齢者らを支援する地域包括支援センターなどを回り、紹介を頼む日々。「何のために介護の仕事に入ったんだろう」。悩んだ末、このグループをやめた。

 ■低収入「孤立では暮らせない」

 全国のケアマネ約14万人のうち、約8万人は独立して居宅介護支援事業所を開いたり、介護サービス会社などが運営する事業所に勤めたりする。ほかに特別養護老人ホームや有料老人ホームで約4万人、地域包括支援センターなどで約1万人が働く。

 「利用者の立場で、特定の事業者に不当に偏らず公正中立」。国は多くのケアマネが所属する居宅介護支援事業所の運営基準をこう定める。だが、実情は、事業者に寄り添う「ひもつきケアマネ」になりかねない環境に置かれている。

 東京都内で一人で居宅介護支援事業所を開く60代のケアマネは、毎晩遅くまで高齢者約30人の毎月のケアプランづくりに追われる。月に一度は全員に会って体調を聞き、介護サービスがプラン通りかなどをチェックする「給付管理」もしなければならない。

 事業所は小さなソファや机があるだけ。それでも家賃や電話代、交通費などを払うと、月の手取り収入は20万円に届かない。

 介護保険から出る報酬は高齢者1人あたり1万~1万3千円。国の基準で1人のケアマネが減額されずに受け持てる高齢者は「介護」が35人、「予防」が8人までで、大きく収入を伸ばすことはできない。

 担当の高齢者が亡くなれば収入は減る。このケアマネは新たに紹介を受けるため、地域包括支援センターとの顔つなぎを欠かさず、介護関係者の新年会などにも出て老人ホームの経営者らとの人脈をつくる。

 「妻が働いているからいいが、この仕事だけでは暮らせない。仕事を増やそうとすると、ひもつきケアマネにならざるを得ない」

 東京都内で訪問介護サービス会社が運営する居宅介護事業所にいる50代のケアマネは、給料が額面で21万円、手取りは十数万円だ。「グループで利益をあげているのは訪問介護。私たちの事業所は赤字で、『カネを稼がないケアマネ様』などと陰口をたたかれる」

 独立して事業所を開こうにも、食べていけない現実がある。「結局は施設や訪問介護会社のグループに入るしかない」と嘆く。

 介護労働安定センターの2012年度の調べでは、ケアマネの平均賃金は月24万8千円だった。訪問介護員の18万4千円や介護職員の19万3千円より多いが、看護職員の26万2千円より安い。(松田史朗、西井泰之)

 ■しわ寄せは保険料に

 厚生労働省の取り組みは遅れている。

 06年には、ケアマネが施設などの言いなりになって介護報酬をふくらませるのを防ぐねらいで、特定の事業所のサービスを9割以上つけると介護報酬を減らすよう基準を改めた。しかし、介護の現場では「9割までは特定の事業所につけてもいい」と受けとめられ、逆に「ひもつき容認」という批判もある。

 日本では介護保険制度をつくる際、中立的な立場を維持するため、ケアマネを公務員にするという議論もあった。だが、人件費の増加を嫌がる自治体などの反対で実現しなかった。

 老人ホームや訪問介護などの介護サービスには、介護保険から9割が支払われる。その給付費は11年度に10年前の2倍以上の約7・6兆円に達し、25年度には高齢化によって20兆円ほどにふくらむ見通しだ。国民はこの半分を税金、半分を40歳以上が納める介護保険料で負担している。

 4月には社会保障などのために消費税率が8%に上がる。介護保険料も、40歳以上のサラリーマンが最も多く入る協会けんぽの平均で約600円上がって5803円になる。もはやお手盛り介護は許されなくなっている。

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デイサービスの「お泊り」について朝日新聞が鋭い批判記事

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今、私の働いているデイサービス(高齢者の通所介護)の業界では、競争が激化する中で利用者を確保するために本来は日帰り介護が原則の施設で、介護保険外の独自のサービス(別料金)として「お泊り」サービスを提供している企業もある。

朝日新聞が、1月13日付で、この通称「お泊りデイ」と呼ばれる介護保険外の企業による独自サービスの闇を報道している。

***

 表通りの年越しそばの店に家族連れが並ぶ大みそかの夜、そこはひっそりとシャッターが閉じられていた。東京都世田谷区の住宅街。路地の奥の戸建て住宅を改装した施設に、この夜も3人が泊まった。

 通称「お泊まりデイ」と言われる。昼に自宅から通うデイサービスの事業所なのに、泊まり続ける老人がいる。デイサービスの利用は10人ほどだが、6、7人が宿泊の常連だ。

 ふだんは階段の上り下りができる2人は2階の6畳で、車椅子が必要な人は1階の8畳ほどの部屋にベッドを四つ入れて雑魚寝のように寝る。ベッドの間には衣類など生活用品を入れた紙袋が積まれ、ポータブル型のトイレが置いてある。

 夜勤の職員は1人。夜は汚物の処理をしないため、朝は臭いがむっと鼻をつく。老人たちは狭い部屋に詰め込まれ、一晩800円の宿泊料を払う。

 シズさん(92)は昨年末に来た。夫が亡くなった後、アパートで一人暮らしをしていたが、認知症が進み家で転んだ。病院が経営する老人保健施設に入っていたが、3カ月しか入れてもらえなかった。

 「特別養護老人ホームは入所待ち。有料老人ホームも見たが、とても高くて」。親族はため息をつく。

 デイサービスで通っていたキヨコさん(96)はいつしか長期連泊になった。自らトイレに行けず、食事も職員の介助で食べるが、硬いものは食べられない。泊まる人では唯一、長男が薬を持って面会に来る。そのたび「帰りたい」と訴える。

 一番若いフミコさん(65)はここでの生活が2年以上になる。食事やテレビを見る時以外はほとんど寝ている。脳梗塞(こうそく)の後遺症もあって物忘れがひどく、5分に1回は不安そうに聞く。「自分はどうなるの」

 有料老人ホームは介護保険で介護費用の9割が賄われるため、国が部屋の広さやトイレなどの設備の基準を設けている。だが、お泊まりデイは保険の枠外のため国の基準もなく、老人がまともな介護を受けられない「劣悪介護」の温床だ。

 「どこにも受け入れてもらえない老人がいるし、家族の負担も重い。現実は社会保障制度のはざまにいる人が多数派だ」。デイサービス大手「茶話本舗(さわほんぽ)」を運営する日本介護福祉グループ(本社・東京)の藤田英明会長は言い切る。お泊まりデイを売りに、創業7年ほどで加盟店を全国745事業所に広げた。世田谷区の事業所もその一つだ。

 「劣悪な環境」との批判には、宿泊の受け入れ人数や日数を抑える自主ルールを作り、健全化に取り組んでいるという。それでも1割は未達成だ。

 団塊世代がリタイアし、東京、大阪、福岡など都市部を中心に高齢化が進む。2025年には65歳以上の人が3割を超える。その老後には大きな不安が待つ。

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交通のご案内(地図)

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デイサービス 長寿の家 〒21... デイサービス 長寿の家
〒213-0029
川崎市高津区東野川1丁目6-12
鈴木ビル1階
尻手黒川道路側から観た「デイサ... 尻手黒川道路側から観た「デイサービス 長寿の家」
茶色い3階建てのビルの1階です。
お車でお越しの際は、尻手黒川道... お車でお越しの際は、尻手黒川道路の「ほっともっと(お弁当屋)」の横の路地を入ってください。 バスでおこしの場合は「能満寺」... バスでおこしの場合は「能満寺」バス亭下車、バス進行方向(横浜方面)に歩くとすぐ、「やきとり屋」がありますので左折、そのまま路地を2分ほど直進すると長寿の家につきます。 デイサービス長寿の家 (株)希... デイサービス長寿の家
(株)希望のつばさ福祉会
希望のつばさ事務所
株式会社 希望のつばさ福祉会
デイサービス長寿の家
川崎市高津区東野川1丁目6-12鈴木ビル1階
 電話044-740-5770


【バスをご利用の場合】

・武蔵小杉駅発(途中、武蔵中原駅前を経由)する「鷺沼駅」行き、「道中坂下」行き、「野川台公園前」行き、乗車が本数が多く便利です。
「能満寺」バス亭下車、徒歩3分。
※バスの乗車時間は、武蔵小杉駅から能満寺バス亭まで約15分です。

・武蔵新城駅からは本数が少ないですが「鷺沼駅」行き、「宮前区役所」行きなどで「能満寺」バス亭下車、徒歩3分。

・武蔵溝ノ口駅からは本数が少ないですが「高田町」行き、もしくは、「有馬第二団地」行きに乗り、「能満寺」バス亭下車、徒歩2分です。

※武蔵溝口駅から「高田町」行きバスに乗ると、同じ「能満寺」という名前のバス停でも停車位置が異なります。

・東急田園都市線・宮前平駅から「新城駅」行きバスも本数が少ないですがあります。能満寺バス亭で下車してください。


(追記)
2023年5月、「洋服の青山」は閉店してなくなりました。
#長寿の家地図

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「認知症は治療できる」という講演を聴いてきました!

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「認知症は治療できる」という講...
昨日、民生委員・児童委員の夏期研修会に参加して聞いた「認知症」についての国際医療福祉大学大学院教授の竹内孝仁氏の講演が素晴らしかったです。

竹内孝仁氏は、認知症をまわりが理解して柔軟に対応したり症状の進行を遅らせるということではなく、認知症そのものの治療にとりくんでいる人です。

私は現在の科学的到達点では認知症を完全に治すことは無理だと思っていましたが、治したという事例がいくつもあることに驚き感動しました。

結論から言えば、

①1日1500mlの水分をとる
②1日1500キロカロリーの食事をとる
③便秘にならないこと
④運動をすること・歩くこと
⑤外出をすること・趣味をもつこと・仲間をもつこと

こうしたことを認知症の方に数ヶ月間継続しておこなうことで認知症が治ったということを具体的な事例を紹介しました。
認知症は薬では治療はできない。
認知症になっている人の生活を調べると、水、食事、運動などのどれかが不足しており、それを補えば、困った行動が減り症状が改善するだけでなく、認知症は時間をかけて治療できるという画期的な話でした。

外出や趣味活動が難しい場合は、コンビニ等に買い物に一緒に行くという行為が良い刺激になることがわかったとも話されていました。

考えてみると、私が責任者をしているデイサービス施設を利用している認知症の方々の多くは、アリセプトなどの薬は服用していてもお茶や水をだしてもあまり飲まない傾向があります。
普段は、認知症による問題行動があって落ち着いてもらう、安心してもらうという対応ですが、生活習慣を改善して問題行動そのものが出なくなるのであれば、それにこしたことはありません。

デイサービスは利用者側からみれば週に数回の限られた時間のご利用のため全面的な生活習慣の改善には関われませんが、竹内孝仁氏の本を取り寄せて研究して、できる範囲でデイサービスで実践してみたいと思っています。
#認知症は水分摂取が大事

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