PSPINC代表　内倉憲一の公式ブログ

日本の政治家が変わっても余り変化がないないのは、政治をしているのは官僚だからですね。

欧米のように選挙のたびに高級官僚は首にして、党員と挿げ替えれば当然大きく変わりますが、安定性はなくなります。スペインでも政権が変わると、それまでなかった税金が倍になったり、逆に廃止になったり劇的に変わります。


いまだに世界のどこかで戦争があり、いつクーデターで政情が混乱するかわからない国も沢山ありますし、毎日無数の人たちが餓死している国もあります。


イラクのフセインが暴虐な独裁者だったかもしれませんが、彼の時代は政治は一応安定していて今のような悲惨な状態ではなかったようですし、一般国民にとって思想よりは、政治的な安定が一番必要なのでしょう。


その意味では官僚政治が日本の安定の元になっているのは、よい一面なのかもしれません。


若いときは左翼思想に好感を持っていましたが、スペインの社会党政権の失業対策は、非生産的で不要な名目ホストを倍増して選挙勝利のご褒美に党員に割り当て、その資金作りに大幅増税することでした。


内倉さんがおっしゃるように、国は安定の基準である安全維持に全力をついで、経済面に関しては民間に任せたほうがうまくいくことでしょう。

私は政治家ではないのでよくわかりませんが、とにかくコスト減らす努力はどこの国にも見られません。景気が悪くなって収入が少なくなると一般企業は経費の削減をします。それができない会社は倒産、でも政治家や官僚は減俸にすらなりません。これでは嫌われます。