ニュースレター 4月11日
Apr
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安いからという理由で買った場合、それは自分が本当に欲しいものではなかったという失敗はだれにでもあります。値段だけで買うか買わないかを決めて失敗することは多いのですが、安いからだめだというわけでもありません。だから同じ失敗を何度も何度も繰り返すのです。
「安物買いの銭失い」という言葉があります。これには安いものは良くないという前提があります。でも実際は安いから良くないというルールなどはどこにもないのです。良いものを安くするのは企業努力である場合も少なくありません。だいたい日本の産業の多くは、海外のものをより安く、良くすることがベースに成り立っているものが多いのです。
安いというのは商品の価値の一つです。安いから売れるという保証はありませんが、高いものより安いもののほうが売りやすいことは事実です。商品の差別化(お客様が買いやすくする)はどのように行われるのか、例をいくつか書いてみます。
(1) 送料無料・返品自由
(2) お客様紹介のインセンティブ
(3) 広告
(4) 展示会など
「安物買いの銭失い」は高いものを売りたい会社がよく言う言葉です。高いから良いだろう・・・実際に違いがあるのか。ない場合は少なくとも違いがあるように思わせるための何かが必要なのです。それは商品の違いではなく、広告費用の違いかもしれません。人は広告の多いもの(有名なもの)に惹かれます。そして実際に買うときには安いものを探します。この心理を知っておくと、次のマーケティングに役立つかもしれませんね。