内倉のニュースレター Vol. 70
Apr
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在宅勤務が会社にとって有効ならば、多くの会社が普段から取り入れているはずです。しかし、実際のところ、在宅勤務は会社で働けない場合の代替策なのです。決断が変わる事の多い中小企業において、在宅勤務はベストな働き方とは言えません。大企業に勝る中小企業の利点は、スピード感のある対応力です。マーケットの変化にどれだけ素早く適応出来るかが、中小企業において他社との差をつける為に重要なのです。
在宅勤務では、この中小企業の利点を活かせなくなってしまう場合があります。毎日同じ仕事をする人は在宅勤務でも効率的に仕事を行うことが出来るかもしれません。しかしながら中小企業の場合、一人が複数の仕事を抱えている事が多く、在宅勤務の利点を十分に発揮できないことがほとんどです。
現在、社員をコロナウイルスから守る為に多くの会社が在宅勤務を実施しています。会社にとって、社員を守る事は大切です。しかしながら、在宅勤務が必要でなくなった時には、家で働く事が心地良くても会社に行かなければならないのです。特に中小企業では、今後も在宅勤務が当たり前になるとは限らないのです。