内倉憲一ニュースレター Vol. 77

スクラップ・アンド・ビルド

より良いものを作成する場合の方法は2つしかありません。 1つ目は、既存のものを使用して改善するために修正を加えることです。 2つ目のオプションは、ゼロから新しいものを作成することです。どちらの方法にも利点があります。

既存のものを改善する利点

比較的速く対応ができる

コストが安い

現在のシステムとの互換性が高い

「スクラップ＆ビルド」の利点

新しいデザインでクリーンな設計

最新のテクノロジー

しかし、通常どちらか一方を選択するというのではありません。アップグレードまたは修正をできる限り続けます。そしてどうしても修理・修正ができなくなった時に再構築をするのです。

何らかの事故で全てが喪失する場合もあります。そのような場合は、最初から構築する必要があります。私のビジネスでは、テクノロジーと環境の変化に伴い、私たちが構築するすべてのソフトウェアはいずれ古くなってしまいます。したがって、私たちは常に製品をアップグレードして修正しています。そして最終的に修正できなくなると、再作成することになります。

製品の再作成が完成すると、再びアップグレードと修正のサイクルが始まります。それは終わりのないサイクルなのです。

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内倉憲一（うちくらけんいち）
Pacific Software Publishing, Inc. 代表
ken.uchikura＠pspinc.com

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