起業して生き残るためには

こんな統計をしっていますか。

庁が公表しているデータでは、創業した中小企業が5年後に残っている生存率は約40%とされていますが、ベンチャー企業になればさらに厳しくなります。ベンチャー企業の創業から5年後の生存率は15%、10年後6.3％、20年後はたったの0.3%です。

頑張って起業しても５年後には６０％の会社がなくなっています。ベンチャー起業の生存率は更にひどくて５年後に残っている会社は１５％、１０年後にはベンチャー企業の９３．７％がなくなってしまいます。２０年になれば、９９．７％が存在しません。この統計からもわかると思いますが、ベンチャー起業の生存率（成功率ではありません）は、ベンチャーでない企業よりも低いのです。

その理由はお金だと思います。ベンチャー起業では経営者の持つお金で会社を立ち上げるのではなく、投資家のお金を使います。その場合にお金の使い方が自己資金と比べて派手になっていると思います。お金を派手に使うと注目はされますが、利益には繋がりません。ですから私は投資はしないようにしています。私は経営上での支援・アドバイスなどはしますが、起業した人の財布・クレジットカードになるつもりはないからです。また、他人のお金で仕事をするという考え方も好きではありません。

だから私の会社は３５年継続しているのではないでしょうか。私の会社をベンチャー企業と言う方もおられましたが、私の会社はベンチャー企業ではありません。それは、私は基本的に投資を受けて会社を経営していないからで、私自身が会社の８５％の株を持って経営者ています。

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内倉憲一（うちくらけんいち）
米国 Pacific Software Publishing, Inc. 代表

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