人は聞きたいことを聞いて、信じたいことを信じる
人には、聞きたいことを聞き、信じたいことを信じる傾向があります。この考え方の基盤は、本や雑誌、新聞などの印刷媒体にラジオやテレビなどの放送媒体が加わり、さらにはインターネットが普及することで、ウェブサイト、SNS、ビデオ配信などが影響を与えるようになりました。かつては選ばれた人がメディアに登場して意見を述べる形式が主流でしたが、インターネットの台頭により、個人が情報を発信しやすくなりました。
個人がインターネットを通じて情報を発信し、多くの人がそれにフォローすると、その個人は単なる一個人から多くの人々の考え方に影響を与える「インフルエンサー」と呼ばれる存在になります。フォロワーの数が多ければ多いほど、情報発信の影響力は大きいと言えますが、時折、正確な情報であるかどうかの確証が不十分なまま広がることがあります。
事実確認(Fact Check)という手段も存在しますが、すべての情報に対して確認が行われるわけではありません。そのため、誤った情報でも人気のあるインフルエンサーがそれを伝えると、あたかも真実のように受け入れられることがあります。同様に、広告も同じで、誤った内容であっても繰り返し聞かされると事実のように感じられることがあります。
従来の新聞やテレビ、ラジオなどのメディアでさえ、事実を伝える立場でありながら、視聴率を獲得するために人々が聞きたい情報を積極的に報道する傾向が見られます。インターネットの普及に伴い情報量は増加しましたが、実際の事実確認は依然として不足しているのが現状です。従って、新聞やテレビを含むあらゆる媒体から流れてくる情報に対して注意を払い、自ら判断することが求められています。
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内倉憲一(うちくらけんいち)
PSPINC の提供するインターネット関連サービスで
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