朝食前に日月潭一周自転車に出かけたが、三分の一の所で雨降りになり、ホテルに引き返した。 今日は嘉義市まで90kmくらい行くつもり。今日も海抜750mの日月潭からガンガンの下りで始まった。途中雨が降り、太陽が照らし、めまぐるしい天気。しかし山から離れて平地の斗六市からは太陽がかんかん照り。 自転車は泥だらけ。ズボンも靴も泥だらけ。商業活動が盛んな地域に入って来て、食べ物屋、自動車屋、何でもあり、の台湾商業地区風景になってきた。斗六駅前のケンタッキーフライドチキンで一休み。久々のケンタ。美味しいナ。ケンタには普段飲まないコーラがいい。のどちんこがきりきりと気持ちいい。 嘉義市で正午。太陽が真上、方向感覚を失い、道路標識も今ひとつ合点が行かず、30分ほど迷子に。 嘉義市は北回帰線の通る町。夏至には太陽がこの町の天頂に来る。この北回帰線から南は熱帯だ。 嘉義市に到着した時点で、今日は台南まで漕いでや~う、と決断。 国道1号線と北回帰線が交わる所にセブンイレブンがある。ここで水の補給。今日は嘉義から台南まで漕ぐという台湾の若者(20代前半)3名に追いついた。彼らが僕に「一緒に台南まで行きましょう」と誘ってきた。が、彼らのスピードは僕の3分の2程度。10分も一緒に漕がないうち、じゃあね!元気でね、と先行した。ゆっくり漕げば楽か、というとそうでもない、ゆっくりだとお尻が痛くなる、ある程度のスピードで漕いでいた方が僕の場合、疲労感倦怠感飽きる感がなくなるみたい。 途中三角形の一辺のたんぼ道を行こうと色気を出して、道を失い20分ロス。忠実に国道1号線を台南目指して南下しよう。街路樹付きの自転車専用ラインが随分あり、日陰になって快適。それでも暑いけどね。 台南まで15kmの標識近所のファミリーマート看板の誘惑に負けてストップ。その店内に入ってその冷気に思わず気持ちい~! え~い、アイス食べちゃお、台南は目の前だから、と。味がわからないほどのスピードでバクバクとアイスを2個も。 これがいけませんでした。緊張感がすっかり取れて、漕ぐ気力なし。でてでれとペタルを回すだけ。台南駅はどっち?の緊張感も喪失したみたい。 ようやく台南駅前にある台南大飯店にチェックイン出来たのは、16時。今日は172kmだった。 次の日5月6日は、自転車をおいて高雄市往復。往路はバスで、帰路は列車で。目的はワンタンを食べに。が今日は金曜日、その食堂、定休日だった。それならその近所の中信大飯店の飲茶をいただこうと、行ってみたら中信大飯店は全面改装中でホテルの建物全部がネットの中。ヘロ。 こうなったら「自助食」の看板があるセルフサービスの弁当屋がいいよね。サンマ焼魚、空心菜、茄子、青菜の煮物、白飯、締めて210円なり。 台南に列車で戻り、果物食堂でスイス、パイナップルをいっぱい戴き、満足。チャンチャン。