僕は柿が好きだ、大好きだ!果物の中で最も好きだ。何故か?子供時分の秋の想い出と一緒に登場するのもそのひとつ。甘味が上品な事。渋みのあるのに当たることも、目が丸くなるような甘味のに出会うことも・・・食べてみなけら判らない。まるで人間との出会いみたい。 どの柿でも良いという訳じゃない。写真のこんなヤツ。スーパーで売っている、見たくれの良い栽培ものはダメ。屋敷周りや田んぼのあぜ道に、誰の手も借りないで勝手にこの時期実を付ける、不細工なヤツ。 もちろん皮のままガブリだ。服の裾で柿を拭いてゴミだけ拭き取り、ガブリ。最初のガブリは、種を噛むかもしれないからこわごわガブリ。二回目から種のありかがわかるから、勢いよくガブリ。 柿って、他の果物みたいに年中あるわけじゃない、この一時だけだ。それがまた良いのだ。