私が仕事で注目している分野にヘルスケアがあります。といっても、製薬などは門外漢ですので、どちらかというとIT技術を切り口にした分野になります。
現在シアトル市の最初の投資家が全米各地の医者の出資で起業している会社に関わっています。ある意味でIT化が遅れている医療現場では、もっと改善の余地があり、医療従事者の負担を軽くする=患者との時間が増える=医療の質の向上と医療費節約という両面のメリットが見えます。
そんな中で膝元のマイクロソフトは医療ソフトのhttp://www.healthvault.com/Personal/index.html>「HealthVault」というサービスを個人と医療関係者に提供しています。使ったことはありませんが、こうしたサービスがもっと当たり前になるには、医療現場のデジタル化が進む必要が先にあるのではないかと思います。
企業理念はとても大切だと思います。いわゆるMission Statement。創設者・経営者の哲学の部分だと思います。まだ20歳代の頃、仕事柄いろいろな日本各地の工場に行く事がありました。そして、応接間や玄関口に額縁に入って掲げられてある経営理念を目にしても何かお説教というか、すんなりと受け入れられない若い時代の自分が居ました。が・・・今は違います。
そして、最近思うのが自分の人生での使命。自分のこの人生は、何に命を使うために命を宿され(宿命)、その命を運んでいるのか(運命)?
そういう意味で、生まれたときからその使命を明確にする企業理念は、とても大切ですが、節目・節目で見直すことも必要ですね。
CIO 誌のなかの記事で、マイクロソフトのスティーブ・バルマー CEO とビル・ゲイツ会長が悪役と名指しされていました。
CIO誌 のオニール記者によると、"個人よりも長年にわたって独占的利益をあげてきたマイクロソフトという会社が嫌われている。しかし、その意思決定をしているバルマー氏は悪役"。ゲイツ氏については、現在は慈善活動をしているが、それまでは情け容赦のないビジネスを展開してきたと説明。
会社は生き物。生き残るためにある限界点を越してしまうとコントロールが行き届かなくなり、おかしくなると思います。
マイクロソフトは、思い切って一部を切り離した別会社で、昔のマイクロソフト精神で新しいものをスタートされたら良かったのにと思います。少なくとも携帯電話ビジネス、ゲームビジネス、クラウド・コンピューテイングと何度かはチャンスがあったでしょうし、まだあると思います。
音声認識技術に興味を持ったのが、80年代の半ばでした。当時、Radio Shackが出していった教育市場向けのColor Computer 2に子供教育のために音声認識があればと思ったのが切欠。
それ以降、機会があることに音声認識技術には注目してきました。日本ではSharpがワープロ書院に音声入力を搭載したデモを展示会でしていた時期もありました。
それから考えるとここ20年の音声認識技術は着実に発展しています。Googleがhttp://www.google.com/goog411/>GOOD411というYELLOW BOOKの音声認識版を発表しています。
ジェスチャーという万国共通の言葉でWiiがヒットしましたが、基本的な対話型の音声技術が登場するのももう時期だと思います。
米国では電話案内がIVRと言って、音声認識ガイダンスを使っているコールセンターが多いのですが、自分の発音が通じない?・・・わからなかったので、もう一度・・・最後にはボタン選択を言われたあかつきにはがっかりですが、そうした音声ガイダンスにもユーモアが登場して欲しいものです。
昭和半ば・・・高度成長の一旦を担っていた石油精製という化学コンビナート。
日本からのニュースで昭和シェルをはじめとした石油精製会社が経済低迷と車のハイブリッドへの移行などの背景から10−20%の設備削減の計画を打ち出したとか?
「もったいない」の精神というか目先を変えたビジネス発想はないのでしょうか?お隣の中国はそういってもまだまだ今後国内需要含めて発展する国。そのためには石油は当然不可欠。高い精製技術を持つ日本が休閑設備を中国に貸出して精製してあげるビジネスは出来ないのでしょうか?
その辺りの交渉は商社の出番では?
国内需要で賄えないなら、発展するアジア圏は?中国、タイ、ベトナムなどのために役立つことも出来ると思います。これらの国々がすべて自国で消費するガソリンや石油製品は、自国で精製しなくてはいけないということはないはずです。
日本では不景気は底打ちという大本営発表的なニュースが流れているようですが、どうも生活実感とのギャップを感じざるを得ません。
日本でのバブル崩壊からの回復に銀行再編や大企業の倒産含めて、立ち直るのに10年はかかっています。アメリカのリーマンショックからの回復が簡単に短期で起こるとは思えません。
政府・民間のいろいろな不良資産だけでなく、個人レベルでは何がアメリカで起こっているか、起こるか?
今、冬季オリンピックが開催中。そして、5月からは上海万博が開催されるので、今年前半はまだ政治的なことも絡んで表面化しないかもしれませんが、後半はどうなるのでしょうか?
アメリカの場合、小売業の経験からの肌感覚もあるのですが、ショッピングモールの人の波、店舗の入れ替わりをみるにつけても根は深いと感じているまだ今日この頃です。
Googleがhttp://jp.techcrunch.com/archives/20100211google-acquires-aardvark-for-50-million/>AardVarkという会社を$50Mで買収したようです。
どんな会社?簡単にいうと自分の質問をCommunityのなかで知っている人が教えてくれるというもの。歩く辞書ならぬ、Internet経由での回答Boxといえばわかりやすいでしょうか?
このアイデアがビジネスになる?とは誰が思ったのか?同様のことは私自身も「おばあちゃんの知恵袋」の延長線で、こうしたのがインターネット上であるといいなあと思ったことはありますが、ビジネスにしようとかなるとかは思いませんでした。
行動するかしないか・・・大きな分かれ道でしょう。でも米国で本当の起業に関わって初めてわかる大変さもあります。今の日本にないというか、忘れられてきた「ハラ」を括る部分といっていいかもしれません。
日本の報道では、こうした新興起業がどのくらいのサイズではじまり、どのくらいで買収されたとか表面的な数字面の報道が目立ち、成金趣味の誤解を醸し出しがちですが、実際は違うと思います。
本当に中に身を投げると、日本の会社勤めがいかに組織に守られた、温室かを実感することになると思います。現在、私が関わっているシアトル地元の起業でもドラスチックなことが来週には起こります。
お金を「賭ける」でなく、人生を「懸ける」のがベンチャーでしょうか。それが日本では、戦後60年経て、無くなりつつあるのかもしれません。安心・安全を会社・組織に求めてはいけないのではないかと思うこの頃です。
個人ではGoogle Mailを使っていますが、http://www.google.com/buzz?hl=ja>バズという新しい機能が出てきました。
英語でいうBuzz。Twitterは使ったことはありません。そこまでデジタル機器の追われる生活が嫌だからです。
Buzzもそれに近いのでは?と思いつつも先ほどちょっと試してみました。Applicationはもっとこれからいろいろな使い方が出てくるのでしょう。すでに写真、Google Mapとの併用も説明されています。
お試しの方は、こちらをhttp://www.google.com/buzz?hl=ja>「クリック」してみてください。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20100204/212590/>ボルカールールについては詳しく知りませんが、小さな銀行を目指すならいいことかもしれません。金融魔女狩りというタイトルは過激でしたが、でもそのくらい金融業界にメスが入ってもいいと思います。
今の不況の元凶はすべて金融業界にあります。
小さな政府という言葉もありました。
グローバル化のなかで、全体も詳細も把握が難しい恐竜になると変化に対応できず絶滅する危険はあります。
グローバル化は、個々が元気に存在する小さな個体が融合したり、離れたりしてダイナミックに動けばいいのではないでしょうか?
そういう意味では、キリンとサントリーの合併取り消しも正しいかもしれません。でもそれで喧嘩別れせずに、運送などのLogisticsや瓶にリサイクルなど協業できる分野、部門は創りだすオプションもまだ残っているはずだと思います。
しかし、ダボス会議の内容は全くマスコミから流れてきませんね。日本はまだ毎日献金問題の小沢ニュースでしょうか?そうだとしたら国民を馬鹿にしているのでは?
そんな三面記事を毎日する暇より、もっと大事なことがあるはずだと思います。
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