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25年目に行動できたワタシの軌跡

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「やめる」から始まる人生

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「やめる」から始まる人生
毎年10月の終わりになると
思い出す出来事があります。
出来事というよりは
学びと言った方がいいかも知れません。





もう5年以上も前の事です。



あともう少し頑張れば…
というタイミングで
所属していた地域組織(スポ少)をやめました。



今まで生きてきた私の人生の選択肢に
「途中でやめる」選択はありませんでした。
どんな事があっても
最後まで続ける事が大切と親から教えられ
自分でもそれがベストと思っていました。



「最後まで続けること」が
自信をつけたり
途中で諦めない気持ちを作れると
信じて疑いませんでした。



でも、時には
途中で止める選択肢も必要なのです。
大切なのは健康と命、
最後に残る選択はこれを守ること。
健康な身体と命があっての人生。
これは大人も子供も一緒です。
そして子供の健康や命を一番に守れるのは
親しかいないのです。



勇気を出して「やめる選択」もある。
私たち親子がもがいて葛藤した経験から
拾っていただけることがあれば幸いです。



当時、我が子は小学校の高学年。
学校生活、
スポ少の練習や活動、
塾や習い事、
毎日のスケジュールは詰まっていて
気付けば1週間が凄い速さで過ぎていました。



忙しい毎日の中でも
特に週3回あるスポ少の練習が
我が子にはとてもハードでした。
心身を鍛えて強くなるために、
小さな身体で全力でぶつかる我が子を
親は黙って応援する事しかできませんでした。
「苦しいけど乗り越えたら強くなれるよ」
「応援してるから、頑張ろう」と
痛い、辛いと言う我が子に
私はひたすら前向きな言葉をかけていました。


スポ少の練習や活動は
学年が進むに連れて
土日も試合や練習で丸々消化してしまい、
親子共に家でゆっくり身体を休める時間は
どんどん無くなっていきました。



子供の活動と親の活動はリンクします。
私も早朝出勤や残業に加えて
時には仕事を家に持ち帰って必死でした。



過酷な日々に
徐々に歯車が狂い始め、
子供が体調が崩し始めるまで
そう時間はかかりせんでした。
慢性の偏頭痛は酷くて
遂には学校を休むまでになってしまいました。



本来はここで気付くべきでした。
しかし
当時の私は判断基準がおかしくなっていました。
「あなたは我慢が足りない」
「みんなは出来ている」
「今頑張れば、もっと強くなれる」と、
出来ない部分にばかりフォーカスして、
どんどん我が子を追い詰めていました。



「すべては子供のため」と暴走していましたが
周りの環境に合わせる事ばかり
考えていたのです。
自分たちだけ枠から外れるのが
とても怖かったのです。



ハッキリと気付かせてくれたのは
主人の一言でした。
「何が一番大事かわかってる?」
「一番大事なのは健康と命だ」



子供が体調を崩してまで取り組む事なのか?
親が睡眠時間を削って家で仕事をすることで
誰が喜ぶのか?



一番大切なのは我が子の健康と命。
それを支える親の健康も大切。
今、やめれば子供の健康と未来は取り戻せます。
勿論、親子で非難を受ける事は覚悟の上のこと。



私の人生で初めてとなる
「途中でやめる」選択をした時でした。
何事も続けるべき、で生きてきた私にとっては
未知の世界であり大きな決断。



「途中で投げ出した」と思われたら嫌だ。
「弱い人」と思われたくない。
周りからの評価を気にしていたのは私で、
私自身が一番弱かった事にも気付きました。
そのせいで
我が子を危険な目に合わせてしまいました。



もちろん、
続ける事で強くなれることや
出来るようになる事は沢山あります。
継続する事が理想的だとも思います。



でも、人生は長いのです。
100年も続くんです。



途中でリセットして
新しい世界で生きる選択肢は
自分で自由に選べるはずなんです。
だって、自分の人生なのだから。



退団する意向を伝えた後
暫くはとても辛い思いをしました。
周りからのバッシング、
漏れ聞こえる陰口、
無視…



でも、周りの反応はどうにも出来ません。
私は「大切なもの」を守る行動をしただけ。
いつしか外野の声は耳に入らなくなり
耳に入っても
気にならない私に変わっていました。



熱さも喉元過ぎれば忘れてしまいます。
いつまでもやめた親子の話が出ることもなく
それぞれの日常が回り始めていました。



狭い枠の世界から抜け出した世界は
自由であたたかい空気に満ちていました。
渦中にいると見えなくなるとはこの事で
自分が如何に狭い世界の中で空回りしていたか
痛いほどに感じました。



勇気を出して手放した事で、
健康回復と身体を休める時間が手に入り
私たち親子は、
今も健康で幸せな毎日を送れています。



決して私は
継続をやめる事を
推奨しているのではありません。



選択に迷ったら「何が大切か」を考える、
継続を中断したら終わりではなく
そこから始まる人生があります。
主役は「私」。
周りや相手じゃありません。



今の環境が全てと決めなくていいのです。
(渦中にいるとそれが分からなくなります)
勇気を出すことで
変えられる未来だってあるし、
私たちは幾つもの可能性を持っているのです。



今、あなたが
「やめたい」「抜けたい」「変えたい」
と思っている事があれば
勇気を出すタイミングかもしれません。



ひとりでは勇気が出ない事も
コーチングでお手伝い出来る事もあります。



一度しかない自分の人生、
自分でしっかり舵取りしたいと思いませんか?



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人生の舵を取って自分を変えていきましょう。
大丈夫、一人じゃありませんからね。
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