「人並み」はどれくらい?
Nov
23
「人並みの収入が欲しい」
割とよく聞いたり使う言葉のひとつ
「人並み」
言葉を調べると
「世間一般の人と同じ程度である事」。
とあります。
自分自身は
「人並み」で満足しているのに、
子供には
一番になる事や、
人並み以上を望んで
モヤモヤしていた時期がありました。
平均や人並みが
悪いわけではありません。
みんなと同じだと安心です。
でも、みんなと同じだと
選ばれ難いのです。
何かで突き抜けるものがないと
全部人並みだと
埋もれてしまう、選ばれない、
何故かとても焦っている時期がありました。
この時、子供はまた小学生。
今から思うと
別に選ばれる事が全てじゃ無い、
誰にでも選ばれるタイミングがあるので
それがその時ではなかった、
というだけの事。
目の前で頑張る我が子を認めようとせず
他を見てもっと頑張れ、と
連呼していたのですから。
子供に申し訳ない事をしていました。
人並みが
気にならなくなったのは
子供の個性をまるまる受け入れる事が
できるようになったから。
「そっか、これがこの子なんだ」
周りと比べるのではなく、
目の前の我が子だけを見る。
昨日と比べて出来た事を見つけて一緒に喜ぶ。
人並みに出来なくても
昨日より進歩していたら
それはその子の成長、
人並みは目安なので
サイズ感が合わない事だってあるのです。
人並みが単なる目安になってからは
子供にイライラする事がなくなりました。
選ばれなくてもモヤモヤしなくなりました。
そして、私自身も
周りと比べてモヤモヤする事が
少なくなりました。
人と違う部分は個性、
最良のタイミングで活かせるように
サポートしていく事が
楽しくなってきたのです。
あんなに気になっていた周りは
気にならなくなっていました。
長い人生の中で
子供の成長に携われるのはほんのひと時。
早いタイミングにその事に気づけて
私はラッキーでした。
気づかせてくれたのは
今は亡き両親の言葉。
「アンタの人生と、子供の人生は違うんやで」
成人して大きくなった子供達と
お墓の掃除をしながら
随分前の出来事を思い出したのでした。
酷い事をしたのにまっすぐ育ってくれた事に
本当に感謝しかありません。
何か拾っていただける部分があれば幸いです。
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