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posted 2011-07-24 05:31
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
時代は文政(1818~1830)年間、神田蝋燭町界隈にある「橘屋」の離れを無償で借り受けて、美人で地味で、ちょっと変わり者の17歳の<お久>は近所の子供たちを集めて手習い小屋「たちばな堂」を営んでいますが、厳しい指導で「鬼師匠」と呼ばれています。 大師匠の父<杢兵衛>は床に臥せっており、母<お咲>は...
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posted 2011-07-22 05:27
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
人気作家の著者としては珍しく、本書は1999年から2010年に書かれた五つの中短篇で構成された2冊目の文庫オリジナルで、個人短篇集未収録作品です。 超常現象を題材にした作品や、表題の『チヨ子』のようにぬいぐるみの思い出にまつわるファンタジー的な作品が納められています。 『チヨ子』以外の作品は、殺人事...
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posted 2011-07-19 05:29
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
高校の修学旅行で見学に出かけた主人公<健(たける)>は、「人形浄瑠璃・文楽」の<太夫>が語るエネルギーに感化され、研修生として2年間をすごし、師匠<笹本銀太夫>について修業をつんでいます。 ある日師匠から、三味線の相方として<兎一郎>を指名され驚く<健>ですが、お互い文楽にかける情熱は半端ではなく、...
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posted 2011-07-17 05:31
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
講談社文庫の<田牧大和>の作品としては、『花合せ 濱次お役者双六』 に次ぐ2冊目になります。 文政4(1821)年の師走、目黒・祐天寺が付け火で焼け、眼の見えぬ僧<笙雪>が焼け死に、一人の身元不明の女の焼死体が見つかるところから物語は始まります。 蕎麦屋の用心棒として居候している<遠山金四郎景元>は...
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posted 2011-07-16 05:27
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
本書には、「御厩河岸」・「竈河岸」・「佐久間河岸」・「本所・一ツ目河岸」・「行徳河岸」・「浜町河岸」の六つの河岸を舞台に、人情味あふれる市井の生活や生き様が描かれています。 どの話も江戸の情緒あふれる生活や文化が丁寧に描かれていますが、第二話の『浮かれ節』は、ひょうひょうとして出世を諦めた小普請組の...
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posted 2011-07-11 05:30
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
著者は東京工業大学建築学科卒を卒業された一級建築士で、紀行作家として活躍されています。 設計事務所勤務を経て、建築プロデューサーという職業についていますが、 自己研修のために訪れてきた世界中の「ホテル」を舞台に、短篇が31話納められています。 建築を志す者がそうするように、貧乏旅行をしながら「ホテル...
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posted 2011-07-10 05:27
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
本書のタイトルでもある『ちょいな人々』を含め、7話の短篇が収められています。 どれもユーモアにあふれた話しが描かれていて、どこにでも起こりそうな日常の話題が主体で、笑わせてくれます。 阪神タイガースファンとしては、『くたばれ、タイガース』のタイトルが気になり購入です。 巨人ファンの父親のところに阪神...
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posted 2011-07-08 22:36
日々是勉学
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らっち
今月こそ、読書記録以外もアップしよう。 6月の読書メーター 読んだ本の数:9冊 読んだページ数:2333ページ 未来のための江戸学 (小学館101新書 52) 気づき:「分を守る」と常に意識しないと強欲になる。意識しよう。「今よりも明日」という考えから抜け出せない 気になる一文:量についての感覚は「...
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posted 2011-07-03 05:27
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
主人公<長谷清七郎>は、<長谷半左衛門>と下女<おしの>の間に生まれた厄介者で、2歳年上の嫡男<長谷市之進>のもと家士として不遇な生活を強いられていましたが、22歳のときに家を飛び出します。 25歳の現在、絵双紙本屋「紀の字屋」の筆耕等で生計を立てていますが、彼が「紀の字屋」の主<籐兵衛>から、店を...
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posted 2011-07-01 21:00
神戸角打ち学会(至福の立ち呑み)
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神戸のおいさん
今月号の、Meetsに 「さかなでいっぱい」 が紹介されました。 今月のテーマは、「阪神間、うまい駅前店」 【日参したくなる魅惑の魚バリエ。 さかなでいっぱい】 マスター、スマートに写っています。 手に持っているのは、カツオです。...