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posted 2011-08-13 05:31
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
前作の 『QED~flumen~九段坂の春』 に次ぎ、<QEDシリーズ>15冊目になる本書です。 長野県・諏訪大社は、急な坂を大木でもって滑る落ちる「御柱祭」で有名ですが、今回はその祭りで事故死したことがらをプロローグとして物語は始まります。 諏訪大社の「七不思議」を解き明かそうと、<桑原崇>と<棚...
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posted 2011-08-10 15:39
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ファルコン
帝都大学医学部を優秀な成績で卒業した<青山吾郎>は、意に反して帝都大学附属病院の本館ではなく、医療設備も古い分院にて内科研修が始まりました。 同期研修の3人<哲也>・<のり子>・<皆川>(著者と同様に脱サラ後、37歳にて医者になった人物)は皆優柔不断で、<吾郎>は深夜の中庭でひとり愚痴をこぼしていた...
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posted 2011-08-10 05:31
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ファルコン
収められているのは11わの短篇で、大上段に構えたものではなく、どこにでもある日常生活をとらえて、著者のするどい目線で切り込む作品が詰め込まれています。 どの作品も特別なドラマが展開されているわけではありませんが、登場する人物たちの立ち居振る舞いや台詞に、妙に「にやり」と苦笑いが出てしまいます。 特に...
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posted 2011-08-10 05:28
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ファルコン
長野県の片田舎にある県立佐久沼高校の野球部を舞台に繰り広げられる、痛快野球小説が本書です。 ニューヨーク在住から東京大学を卒業、今でははITビジネス界の新進実業家となった30歳の<小金澤結子>はプロ野球球団のオーナーになろうとしますが、<百川勘太郎>に拒否され、彼の孫が通う甲子園出場常連校の「長野光...
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posted 2011-08-07 04:19
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ファルコン
ライフワークとして40年近く『早川ポケットミステリー』シリーズを読んできていますが、最近は好きな作家たちが次々と亡くなり、少しばかり遠のてしまいました。 待ち遠しいのは、<デボラ・クロンビー>の「キンケイド警視シリーズ」、<R・D・ウィングフィールド>の「フロスト警部シリーズ」、<P・コンウェル>の...
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posted 2011-08-01 23:13
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ファルコン
聞き慣れない文庫名ということもあるのですが、表紙のイラストが何とも不気味な感じで手に取ってみました。 俗に言われるホラー小説3篇が納められていますが、どれも今の時代を反映してか、「携帯電話」がいい小道具として扱われています。 『クラスメート』は、偶然に拾った電話にクラスメートの惨殺死体が撮影されてい...
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posted 2011-07-24 05:31
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ファルコン
時代は文政(1818~1830)年間、神田蝋燭町界隈にある「橘屋」の離れを無償で借り受けて、美人で地味で、ちょっと変わり者の17歳の<お久>は近所の子供たちを集めて手習い小屋「たちばな堂」を営んでいますが、厳しい指導で「鬼師匠」と呼ばれています。 大師匠の父<杢兵衛>は床に臥せっており、母<お咲>は...
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posted 2011-07-22 05:27
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ファルコン
人気作家の著者としては珍しく、本書は1999年から2010年に書かれた五つの中短篇で構成された2冊目の文庫オリジナルで、個人短篇集未収録作品です。 超常現象を題材にした作品や、表題の『チヨ子』のようにぬいぐるみの思い出にまつわるファンタジー的な作品が納められています。 『チヨ子』以外の作品は、殺人事...
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posted 2011-07-19 05:29
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ファルコン
高校の修学旅行で見学に出かけた主人公<健(たける)>は、「人形浄瑠璃・文楽」の<太夫>が語るエネルギーに感化され、研修生として2年間をすごし、師匠<笹本銀太夫>について修業をつんでいます。 ある日師匠から、三味線の相方として<兎一郎>を指名され驚く<健>ですが、お互い文楽にかける情熱は半端ではなく、...
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posted 2011-07-17 05:31
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ファルコン
講談社文庫の<田牧大和>の作品としては、『花合せ 濱次お役者双六』 に次ぐ2冊目になります。 文政4(1821)年の師走、目黒・祐天寺が付け火で焼け、眼の見えぬ僧<笙雪>が焼け死に、一人の身元不明の女の焼死体が見つかるところから物語は始まります。 蕎麦屋の用心棒として居候している<遠山金四郎景元>は...