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posted 2020-05-21 04:05
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
<小杉健治>の弁護士「鶴見京介」を主人公とするシリーズも『生還』(2019年4月19日集英社文庫刊)に次いで、本書で11作目になりました。 表紙カバーのお遍路さんの姿とタイトル『結願』の通り、冒頭では、「鶴見」が高松弁護士界の「津野達夫」と一番札所に参拝、途中「無罪の神様」といわれた「浦松卓司」と遭...
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posted 2020-05-19 04:05
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ファルコン
「植物記」 や <生け花> をシリーズ化してきている者として、何とも気になるタイトルの『嵯峨野花譜』(2020年4月10日・文庫本刊)でした。単行本としては、著者の亡くなる(2017年12月23日)年の2017年7月に刊行されています。 江戸後期の文政年間、大覚寺の花務職に任じられた華道未生流二代「...
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posted 2020-05-09 04:05
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ファルコン
『下町のおきて』(1997年8月・読売新聞社)や『下町呑んだくれグルメ道』(2016年7月・河出文庫)などの著書がある、墨田区本所育ち<畠山健二>の『本所おけら長屋(十四)』(2020年4月7日刊)です。このシリーズを読みつないでいるわけではなく、家人に新刊本の購入依頼した新聞広告の切り抜きの裏面が...
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posted 2020-05-03 04:03
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ファルコン
前作)『新任刑事(上)』に続く)『新任刑事(下)』ですが、読み終わって、「これはすごい」と唸ってしまう、結末と秀逸な構成の刑事物としての物語でした。 やや冗長的な刑事としての細かい仕事内容のてじゅんや描写、しかも作成される各種作成書類がそのものの体裁として、文中に綴じられていた伏線、会社組織にたとえ...
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posted 2020-04-30 05:04
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ファルコン
刑事物好きとして、著者<古野まほろ>の 『パダム・パダム』 が面白く読めましたので、文庫にての新刊の広告を見て購入したのが、本書『新任刑事(上)・(下)』の2冊です。 冒頭の書き出しで、景観殺しの傷害致死の時効寸前の「渡辺美彌子」が登場しますので、ある程度の筋立てを予測しながら読み出しましたが、標題...
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posted 2020-04-21 05:04
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ファルコン
映画プロデューサー、映画評論家として知られる元文部官僚<寺脇研>(67)が、アイドル映画にスポットライトを当てた書籍が『昭和アイドル映画の時代』です。 目次には「歌謡御三家の登場」「若大将・加山雄三の60年代」「酒井和歌子の時代」「百恵・友和の時代」「薬師丸ひろ子の時代」といった人気スターをピックア...
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posted 2020-04-17 02:04
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ファルコン
フランスの映画監督<フランソワ・トリュフォー>(88)の著作『ある映画の物語』(単行本1986年8月・草思社刊)が文庫本(1760円)となって再刊されています。翻訳は映画評論家の<山田宏一>が務めています。 本書は、『大人は判ってくれない』「1959年)・『突然炎のごとく』「1962年)・<トリュフ...
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posted 2020-04-16 04:04
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ファルコン
本書は、 第152回「2015年)直木賞を『サラバ!』で受賞した<西加奈子>のすでに発表されています短篇作品3篇に、加筆・修正して新たに文庫化(2020年3月11日刊)された一冊で、タイトルにもなっています、(1)『サムのこと』、(2)『猿に会う』、(3)『泣く女』が収録されています。 (1)『サム...
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posted 2020-04-11 05:04
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ファルコン
<清原果耶>(18)が映画初主演を務める『宇宙でいちばんあかるい屋根』に<桃井かおり>(69)が出演することが発表されています。 『パンの鳴る海、緋の舞う空』(1999年1月5日・集英社刊)で第11回小説すばる新人賞を受賞した<野中ともそ>の小説『宇宙でいちばんあかるい屋根』(2003年11月・ポプ...
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posted 2020-04-09 04:04
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ファルコン
本書は、前作 『スケープゴート』 の続編にあたります。前作では、経済の立て直しにと民間人から金融大臣に就任した主人公<美沙希皓子>が、日本初の女性総理として就任するところで終わり、その後の手腕がたのしみでしたが、就任後の活躍が描かれたのが、本書『大暴落 ガラ 内閣総理大臣 三崎皓子』(2020年3月...