-
posted 2020-09-03 05:08
神戸:ファルコンの散歩メモ
by
ファルコン
本書『骨を弔う』は、2018年6月に単行本として刊行され、2020年6月10日に文庫本が発行されています。 著者<宇佐美まこと>の作品として初めて手にしましたが、ち密な物語の構成と作品中にたびたび登場する著者名<宇佐美まこと>が物語の伏線に使われているというサービス精神に圧倒されました。 物語は、四...
-
posted 2020-08-31 05:08
神戸:ファルコンの散歩メモ
by
ファルコン
本書『悪寒』は、2017年7月集英社より単行本として刊行され、2019年8月に文庫化されています。 東京本社の大手製薬会社に勤めていた「藤井賢一」は、上司が起こした政治家へのリベート問題で責任を取らされる形で、系列の山形県酒田市にある置き薬販売店の支店に飛ばされてしまいます。 いずれ上司の言葉通り本...
-
posted 2020-08-27 05:08
神戸:ファルコンの散歩メモ
by
ファルコン
本書)『捌き屋 行って来い』は 『捌き屋』 に始まるシリーズとして、9作目になるようですが、久しぶりに手にしました。 「捌き屋」とは、後ろ盾もなく組織にも属さず、一匹狼の裏稼業で、ゼネコンの建設工事の受注を巡る企業交渉人を指しています。 大きな仕事で一段落している捌き屋「鶴谷康」に盟友 花房組の「白...
-
posted 2020-08-24 05:08
神戸:ファルコンの散歩メモ
by
ファルコン
本書『十三階の神(メシア)』は、すでに2018年7月に単行本として刊行されていますが、警視庁公安部特別諜報員「黒江律子」を主人公とする 「十三階の女』 の続編になります。 国家を守るためには、非合法な操作も体を提供することも厭わない女捜査員「黒江律子」の所属する公安部5人の秘密組織は警視庁の13階に...
-
posted 2020-08-21 05:08
神戸:ファルコンの散歩メモ
by
ファルコン
本書は『隠蔽捜査』シリーズとして、8作目になる『去就』(隠蔽捜査6)に続く9作目『棲月(せいげつ)』(隠蔽捜査7)になりますが、警察庁のキャリアでありながら息子<邦彦>の不祥事で降格、大森署の署長として左遷された主人公<竜崎信也>も、本作でいよいよ大森署を去ることになります。 大森署管内を通る私鉄の...
-
posted 2020-08-19 05:08
神戸:ファルコンの散歩メモ
by
ファルコン
双葉文庫35周年を紀念して、(2000年5月)に文庫版で刊行された『殺意・鬼哭』の新装版として(2019年9月)に刊行されたのが本書で、8月19日は著者<乃南アサ>のお誕生日ですので、未読ということもあり、手にしてみました。 ナイフで相手を刺し殺した殺人事件を扱った二部構成で、前半「殺意」は、殺人を...
-
posted 2020-08-07 03:07
神戸:ファルコンの散歩メモ
by
ファルコン
警察官・刑事を主人公とした作品が多い<堂場瞬一>ですが、本書『絶望の唄を唄え』は引退した元警察官の「安宅真」を主人公に据えています。 元警視庁公安部外事第三課の「安宅真」は、10年前に東南アジアの某国の選挙の監視のためにPKO職員として派遣されました。その際にイスラム過激派の「聖戦の兵士」による自爆...
-
posted 2020-07-31 04:07
神戸:ファルコンの散歩メモ
by
ファルコン
著者<福田和代>は、兵庫県神戸市出身の作家ということで、新刊本はチェックしていますが、本書『暗号通貨クライシス BUG広域警察極秘捜査班』の前に出ている『BUG広域警察極秘捜査班 権力VS天才ハッカー』(2019年5月・新潮文庫刊)は見逃していたようですが、本書単独でも十分理解できる内容でした。 前...
-
posted 2020-07-31 01:07
神戸:ファルコンの散歩メモ
by
ファルコン
好きな著者の小説は、単行本での新刊が多いのですが、もっぱら2~3年我慢して、文庫本での発行を待っています。 今回、兵庫県神戸市出身の作家<福田和代>さんの『暗号通貨クライシス BUG広域警察極秘捜査班』(2020年4月1日発行)を読み終わりましたが、いつもの「新潮文庫」と仕様が異なるのが気になりまし...
-
posted 2020-07-29 19:07
神戸:ファルコンの散歩メモ
by
ファルコン
リハビリに出向いています施設の空いていた棚に、短期入居者の方が読まれた書籍類が整理されて並べられています。 本好きとしては、嬉しい「ミニ図書館」の登場です。 少しばかり発行年代は古い感じでしたが、気になる文庫本や単行本もありますので、<今年の読書>のためにも、ありがたく利用させていただこうと考えてい...