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posted 2019-11-30 03:01
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
<堂場瞬一>の作品として(60) 『ラストコード』 に続き今月4冊目となる『錯迷』「2019年10月9日発行)です。 神奈川県警捜査一課生え抜きのエリート46歳<萩原哲郎>警視に突然、鎌倉南署に署長としての移動命令が出されました。前任者の女性署長<桜庭里佳子>が「心不全」という突然死でなくなり、報告...
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posted 2019-11-26 03:06
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ファルコン
前回は同じ著者による 『バビロンの秘文字(上)』 ・ 『バビロンの秘文字(下)』 を読み終えていますが、下巻においてシュメール文字の解読役として、19歳の「一柳美咲」といわくありげな「筒井」刑事が突然舞台に登場してきました。著者は、他の作品の主人公たちを、ファンサービスなのかさりげなく脇役として登場...
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posted 2019-11-21 03:21
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ファルコン
ハラハラドキドキの場面展開で読み終えた(545ページ)の 『バビロンの秘文字(上)』 ですが、下巻は穏やかに流れていきます。 恋人「里香」の襲撃事件、同僚「アイラ・リン」の拉致の阻止に失敗した「鷹見」は、一度日本に帰国、粘土板<バビロン文書>の解読にシュメール語の権威である「竹入教授」の協力を仰ぎま...
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posted 2019-11-15 03:05
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ファルコン
古代言語学者としてストックホルムの言語研究所に勤める恋人の「松村里香」に仕事を兼ねて訪れたカメラマン「鷹見正輝」ですが、研究所に付く目の前で、彼女の勤務先である国際言語研究所のビルが爆破されました。 「里香」の安否を確かめるために「鷹見」は爆破されたビルに辿りつきますが、爆破現場から自転車で立ち去る...
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posted 2019-10-01 05:11
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著者の<片島麦子>さんは、1972年広島生まれ。2010年8『ウツボの森の少女』で「第4回パピル新人賞・特別賞」を受賞、作家デビューの予定でしたが、刊行されず、2013年6月「第26回大阪女性文芸賞」の佳作となった『中指の魔法』にて作家デビュー、同署でワルプルギス賞を受賞しています。 『想いであずか...
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posted 2019-09-23 07:09
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毎日を無難に過ごしていた高校二年生の僕(蒼也)は、進学クラスから自ら希望して落ちてきた君(緋奈)と隣の席になる。その矢先、僕は「無彩病」にかかっていることを知る。 「無彩病」とは、実際には存在しないフィクションの病であり、次のように設定されています。「十年前からはやり出した原因不明の病」「はじめはあ...
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posted 2019-09-20 04:09
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警視長捜査二課の32歳の女刑事「郷間彩香」警部補を主人公とし、第12回『このミステリーがすごい!』大賞の大賞受賞作『警視庁捜査二課・郷間彩香 特命指揮官』(2014年1月刊行)にはじまり、本書はシリーズ5巻目になり、5篇が納められている短編集になります。 「捜査二課の郷間班」に所属する4人のはぐれ刑...
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posted 2019-09-13 05:13
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ファルコン
2018年・第16回「このミステリーがすごい! 大賞」の優秀賞受賞作 「筋読み」 で作家デビューした著者ですが、本書は「筋読み」の主人公「ヨミズナ」こと警視庁捜査第一課の「飯綱知也」警部補を主人公とする第二弾になります。 元かが捜査研究所(科捜研)の職員が相次いで建築工事用の釘打ち機で殺される事件が...
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posted 2019-08-23 04:23
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ファルコン
本書は、警察小説の短編4編を収録したアンソロジーです。どの作家もその世界では第一人者の作家ばかりで、密度の濃い内容で楽しめました。 <今野敏> 『消えたホトケ』 殺人事件ですが、主人公は捜査一課ではなく警視庁捜査第三課の窃盗犯を担当する「萩尾修一警部補」とやる気のある若手の「武田秋穂」とのコンビです...
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posted 2019-08-19 04:08
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ファルコン
神奈川県警の不祥事を調査するために全国から集められた5人の刑事が活躍する 、『検証捜査』 (2013年7月19日刊行)に始まる「捜査」シリーズも4作目の 『時限捜査』 (2017年12月14日刊行)に次ぐのが、本書『凍結捜査』(2019年7月25日刊行)です。 捜査を通じて交際を始めた警視庁捜査一課...