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posted 2011-10-27 05:27
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
<家族小説短篇集シリーズ>として、「双葉文庫」から 『こちらの事情』・『家族の言い訳』 が出版されていますが、今回は「角川文庫」から刊行され、8話の短篇が納められています。 夫を交通事故で亡くし小学生の一人息子を育てている母、娘が嫁ぐときに撮りためておいたビデオを、パソコン教室に通い自主制作でDVD...
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posted 2011-10-25 05:27
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
本書は、前作の 『ビブリア古書堂の事件手帳 ~栞子さんと奇妙な客人たち~』 に次ぐ2巻目になり、副題として「~栞子さんと謎めく日常~」が付けられています。 本書では、10年前に失踪した母から贈られた<坂口三千代>の『クララ日記』が、プロローグとエピローグに登場、古書堂の美人店主<篠川栞子>の過去に触...
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posted 2011-10-22 05:27
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
2008年に<創元クライム・クラブ>の一冊として刊行された時には『モザイク事件帳』というタイトルでした。これは<小林泰三(やすみ)>の初のミステリー短篇集で、本書は改題された文庫本です。 表題作の短篇を含めて、7話が収録されていますが、それぞれが特定の主題によって書かれています。 「密室事件」・「倒...
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posted 2011-10-19 05:31
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
前巻の 『おまえさん』(上) に次ぎ、辻斬りされた<久助>と生薬屋「瓶屋」の主<新兵衛>の事件を調べ始めた同心<井筒平四郎>は、養子と考えている14歳の<弓之助>の聡い推理で、犯人は<新兵衛>の娘<史乃>と、隣家に住み込んでいた医師見習いの<松川哲秋>だとわかりますが、<史乃>に恋心をもった同心<間...
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posted 2011-10-16 05:31
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
馬面のぼんくら同心<井筒平四郎>を主人公に据えた 『ぼんくら』 (上) ・ (下) を最初として、 『日暮らし』 (上) ・ (中) ・ (下) に次ぐシリーズ三巻目が『おまえさん』です。 冒頭から馴染の煮物屋<お徳>が登場、辻斬りされた男の死に場所から影が消えないということで、賑やかな念仏講の場面...
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posted 2011-10-14 05:31
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
<切り絵図屋清七>シリーズとして、第1巻目の 『ふたり静』 に次ぐ2巻目が本書です。 勘定組頭<長谷半左衛門>の妾の子として産まれた<清七郎>は、本妻や義理の兄との折り合いが悪く、22歳のときに家を飛び出し武士の身分を捨て<清七>と名を改め、今では絵双紙本屋「紀の字屋」の店主として、絵師の<与一郎>...
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posted 2011-10-13 06:50
カイの家
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hiro
こちらは1930年代のバリを撮影したものである。レゴンダンスの写真があり、ゴング・クビャールで演奏しているのかなと少し期待していたのだが、プレゴンガンであった。でも、まあ本も大きく、とても見ごたえがあります。
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posted 2011-10-12 07:20
カイの家
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hiro
バリ島から帰る時、ジャカルタの空港で7時間も待ったので、空港内にあった本屋で本を2冊買った。そのうちの1冊「BALI1912」である。タイトルのように1912年のバリ島の写真がいっぱい掲載されている。実は、この本でバリ島は西洋であこがれの「楽園の島」になったのである。本の中には、上半身が裸体の女性...
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posted 2011-10-12 05:31
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
昭和7年の東京、上流階級の<花村家>の令嬢<英子>の目線を中心に据え、当時としては珍しい彼女の付き人としての女性運転手<ベッキー>(こと別宮みつ子)を推理探偵役に据えた<ベッキー>シリーズは、『街の灯』 に始まり、『玻瑠の天』 に続く3巻目の本書で完結です。 本書は三篇からの構成ですが、最後の章のタ...
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posted 2011-10-09 05:29
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
<仮面警官>シリーズも、 『発覚』 ・ 『告白』 と続き第4作目になりました。 神奈川県警上層部の陰謀のために恋人<真理子>をひき逃げ事件で失った<南條達也>は、真相を知るために警察官となり研修を終え刑事として様々な事件と向き合うなか、9年前に人を殺めた自分の罪の重さに苦しんでいます。 刑事の職務と...