-
posted 2017-03-16 07:38
詩は元気です ☆ 齋藤純二
by
齋藤純二
久しぶりに勢いのある詩が書けた。自分でもこれは一体なんていう詩なんだ、と思ってしまうくらいに意外性に驚く。読者は笑うか沈黙するかだろう。しかし、この表現しきれた感じをどう伝えたらいいのだろう。自己満足をすでに越えていて、超えているって感覚だ。自分の知らない自分に出会う時、詩を書くために呼吸をしている...
-
posted 2017-03-15 17:20
詩は元気です ☆ 齋藤純二
by
齋藤純二
蔑む内に安心を得る 儚くも拙く冷たい青の心情に あなたは近づいて微笑み パンを半分にしてさし出す 貧しさから飛び立つ心 存在の価値と喜び 温かな時間は輝きを放つ 初めて知る奉仕の心 もし僕のポケットに 数枚のコインがあるのなら 僕以外の存在への喜びを想像しよう その喜びがなにより 生きているってこと...
-
posted 2017-03-14 17:04
詩は元気です ☆ 齋藤純二
by
齋藤純二
「それまで」と言われ 「これまで」と死んでゆく 君は僕のことを残念な奴で 花咲く前に朽ちたと思っている 花咲く意味を知らぬは悲しいこと 光ばかり見て影でこっそり 伸びやかに咲き誇っている姿を見落とし ああ、もったいない 「これまで」と言う花の名も知らず...
-
posted 2017-03-14 06:38
詩は元気です ☆ 齋藤純二
by
齋藤純二
好きな言葉を集めたら どんな詩になるのだろう ふわふわ青 あなたの元気は僕の元気 イメージは気楽 鋭く刺すような心の矢印 ボロボロ黄昏 所詮ゼロでいいじゃん 裸の王様 人生山あり谷啓(ガチョーンのオジさん) バスケ部、野球部、ペッパー警部 浅葱色の君 美しい妊娠線 イマジン 暇人的贅沢 物足りない心...
-
posted 2017-03-13 17:24
詩は元気です ☆ 齋藤純二
by
齋藤純二
二十代の頃 友と「本物」の存在について ああでもない、こうでもない、と 討論になった 彼は本物なんてない派 私は本物あり派 けっきょく、どっちでもいいじゃないか そんなところには落ち着かなかった 彼は本物も偽物もないだろう 音楽でも詩でも受け手次第なのだから ましてや上手い下手より 好みの世界なのだ...
-
posted 2017-03-12 08:34
詩は元気です ☆ 齋藤純二
by
齋藤純二
ぼちぼち寝ようか そう思ったけど なんだか今は動けそうにない 猫ちゃんが気持ちよさそうで 人ちゃんはしばらく詩を書いている まあ、そのままの状況を 実況中継するような詩なのだが なかなか太ももあたりは 温かくて心地いいくらいだ この猫ちゃんを 予防接種へ連れて行くと 「君は変わった顔をしているね」 ...
-
posted 2017-03-10 20:02
詩は元気です ☆ 齋藤純二
by
齋藤純二
ハートの手をいくつ差し出し 今年最後の狂い咲き なるべく多くの野望を伸ばそう 強引に挑んだ数は裏切らない 影響のピンクは自己満足 浸透のピンクは浮遊思考 燃焼のブラウンは匍匐斜進 切 空洞化の果て 身体は風に反響しながらの 泣きながら笑う 伐採される存在の行方から 佇んでいたその場所を 鳥瞰しようと...
-
posted 2017-03-10 16:05
詩は元気です ☆ 齋藤純二
by
齋藤純二
おはようのポエムは 朝から光が凄くて 眠いけどなんだか うひゃー って、感じ えっ、どんな感じ? いい感じだよ だって昼が古くなり 黝ずんでしまい 月や星が頑張っても 浄化不足だったから ぱっと新しい光に包まれら なんだかいい日 って、感じじゃん まあ、俺自体は 新しくなっているのか わからないけど...
-
posted 2017-03-10 04:16
詩は元気です ☆ 齋藤純二
by
齋藤純二
自分が可愛いほど 「わたしは可愛くない」と思いたがる べつにそんなことどうでも良いけど ちょっと気になったからさ 呟いてみたよ まあ、自分が可愛から いろんな悩みが湧いてくる訳さ そんなことよりひとに 「あんた可愛ところあるじゃん」 それが言えないようじゃ 「狭くないかい、あんたの世界」 って、感じ...
-
posted 2017-03-09 14:41
詩は元気です ☆ 齋藤純二
by
齋藤純二
朝からYさんの詩を読む ファイティングポーズをとりながら 攻撃の言葉は自分への最大の防御になり それでいて もしパンチが来たのなら 避けずに「試してみろ」と 聴こえてくるような気迫を感じた 古巣の高知を離れ 失踪、疾走し捜索願も出され 飛び出した先は表現の世界 そこで戦って来た詩人なんだろう たぶん...