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Search results for "#詩"
  • 男の更年期

    不甲斐ない自分の背中は どんな顔をしているのでしょう 何が情けないか具体的には 思い浮かばないのですが どうも何だかおかしいのです そんな年頃なのでしょうか 呑気なことを言っているかもしれません でも どうも何だかおかしいのです 親父が言っていた ふと何処かへ行ってしまうような 衝動に駆られることが...
  • 同志よ、お元気でしょうか?

    お元気でしょうか? 入院されて手術すると聞いていたので そんな訪ね方も失礼ですね お身体がきついのなら もちろんスルーしてください お身体がいちばん大事ですから こんな詩をアップしてしまい ほんとうに申し訳ありませんでした ただ、どうなされているかなあ やはり気になってしまいます 以前のあなたの「一...
  • 朝に感謝し頑張ります

    腰にコルセット 右肩に吊るすバックには iPadと湿布とロキソニン いつものアイテムだ 今日も身体の悪ガキどもが 悪戯しないようにと 携帯するお守りのように それにしても朝は良い 病気をするまでは 眠くて気怠いだけの時間だったが 今は立ち上がってしまえば 今日も何かが出来る その充実を得られたのだか...
  • いつその日が来ても良いように

    また握力も落ちてきたようだ 頸椎症と共存して四年 脊椎年齢は八十歳ってところか 手術して完治するわけでなく 病気の進行を止めただけなのだから 実年齢は五十歳だが 横になったら身体はかたまり 唸りながら立ち上がる 自分には時間がない そう感じることが多くなった 繋ぐように仕事をこなし 生き急ぐように詩...
  • 迷う夢

    昨夜は青年が旅に出る話を書き終えたのちに眠りにつく。すると、その話に類似した夢を見ていた。目が覚めてそのまま夢の内容を書き留めておこう。 なんだか電車の中で忙しい。もう降りないといけないようだが、鍵付きのロッカーに荷物が入っていて、鍵を解除しそれを取り出すのに慌てている。ああ、もう時間がない。手に取...
  • 旅立ち

    「行ってきます」 僕は部屋で父の弾くギターの音色に紛れて言った。愛はきらめきの中に、っていう曲だったろうか、なんとなくせつない親心のようなものを感じながら玄関の向こう側へ。言葉少ない父はいつも悲しげな背中を見せていた。それは母が亡くなったからだろう。そして、僕が出て行ってしまった空間でこれから何の曲...
  • 月・赤とんぼ/三木露風

    月 雪ふりぬ絶え間もなく、 雪ふりぬいともわびしら。 夜の「時」はかくて近づき そこはかと木により枝より 悲しげに粉雪に落つる。 凍えたる小鳥の翼を見よ あふぎ見よ、大木の灰色の欺きを。 いつしか淋しげに月に輝やき 地平より色褪めてうかがひのぼる。 ちからなきためいき…… 一物もなき冬の夜に あはれ...
  • 超人以前の人以前の

    惜しみなく捧げる矢印のように生きる人 いや、もう人生と言えない世界で 奉仕の心は超人化し人として浮いている いや、しっかりと歩いているのだ 僕はまだ歩いてもいない ましてや生かされているとも言えない それでも生きていたい太陽に向かうような原動力 死ぬ前に一歩でもいいから踏み込まなくては 追われている...
  • 雑念なき文藝

    どこかで作品が読まれ それで賞が頂けたのなら拒まない だが自分から賞を貰うことも念頭にあって 作品を送りつけるのは 何だか違うような気がする そこまで自分の表現をアピールすることに 純粋な意志を汚してしまう そういったものは 後からついて来るものであってほしい 特について来なくても良いものであってほ...
  • 朝の収穫

    若き頃、詩作の収穫は夜中だった 最近はどちらかと言うと朝 寝起きはボッとしていたいはずなのに 年齢とともに朝型になるのだろう 準備体操はすでに夢の中から始まる 起きているような寝ているような 柔らかい金縛り状態で詩の内容を模索 たぶん眠りが浅くなっているからだ その柔和な感じがとても作品に反映され ...
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