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posted 2016-12-05 16:36
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
恋の歌を聴けば せつない詩を書いて ロックを聴けば 挑発的な詩を書いて パンクを聴けば アナーキズムを書いて 演歌を聴けば 操の固い詩を書いて レゲエを聴けば 踊るような詩を書いて ジャズを聴けば アドリブを楽しむ詩を書いて クラッシックを聴けば 情緒的な詩を書いて ヘッドフォンから次々に流れる音楽...
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posted 2016-12-04 16:08
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
光を泳ぐ美しき埃 窓を少し開ければ外へ外へと 僕は地面を這うよう進み 二次元のような時間を費やす 重たい埃は地を這い 前へ進み たまに後ろを振り返り 積もれば地獄 飛べば天国なのか それなら僕は当面 意思を足にして 歩くことから始めよう...
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posted 2016-12-04 04:35
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
捥ぎ取って欲しいほどの痛み 右手はもう使えなくなり 痛み止めをどれだけ飲んだことだろう ひとは何かしらの苦も背負いながら それを乗り切ろうと進んで行くもの わたしの場合 頚椎の靭帯が骨化して神経を圧迫 この原因がわからずに腕の痛みは続いた 何件か病院を受診するが 筋肉痛と言われ 神経ブロックの注射を...
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posted 2016-12-04 03:29
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
僕は水面下で必死に 筆を突くアヒル 努力なんて言葉は知らない そんな嘘を隠して なるべく綺麗な作品を 歌うために詩を作る ひとりの世界でない もうひとりの詩でない 僕は水面下で必死に 筆を突くアヒル 大きな湖で 君にめぐり逢い 歌う喜びに 筆を突くアヒル 詩ができたよ さらりと書いてみたんだ...
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posted 2016-12-04 02:24
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
日曜日、なぜだろう 身体が動こうとしない 力が抜けては緩んだ気持ちに 寂しさと怖さが入り混じった 夢ばかりを見てしまう 死んだものたちが訪れてくる 友人だの親だの犬や猫 何も言わずに冷たく目の前で 死んでいる辛さに 身体の一部を口にすれば ずっと一緒にいれる、と 馬鹿なことまで考えてしまう まったく...
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posted 2016-12-02 23:42
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
あるひとに 「詩がめちゃくちゃ楽しい」 そういったら 「あとは実益がついて来ればね」 なんていわれた 詩を書いていて 利益を求める意味は悲しい ひとはひと なんとか賞を受賞したとか 本を出版して売れたとか ひとはひと そこはまったくの励みにならない べつに否定しているわけでもない ひとがそこで喜んで...
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posted 2016-12-02 21:44
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
共感に隠し味の違和感がなければ そのひとに新しい風は吹かないということだ あっ、と思ったところに苦味を感じて 最初はミルクを多めに入れ違和感の緩和 そして、本筋をしっかり味わう楽しみが 私を動かし目的へと促す風に 飛び出す思いの袋はパンパン あとはタイミングがわからない 私はまだか、今なのか、それと...
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posted 2016-12-02 07:07
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
。。。。。
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posted 2016-12-02 06:59
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
公園の鉄棒は歩き出し 夢に縛られた僕は手も出せず ズルズルと涙を流せば どこまでも繋がってゆく他所の川 おい待てよ 準備体操は念入りにして 一等賞で両手を振ろうとしたのに ブラブラテープは飛んでゆく 乗っ取られた公園は斜めに傾き ブランコはどこで止まればよいのか 困ってしまいクルクル回って 鎖は僕の...
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posted 2016-12-02 06:22
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
僕らは生まれ時から 戦う法則のもとに飛ぼうとする 重力を知ることから戦いは始まる 情緒の浮き沈みという繋がりから離れ 個として得体の知れない世界で両手をバタバタさせて 必死に飛ぼうとしなければ 地球の重力に吸い込まれてしまう すでに今の僕は 膝あたりまでアスファルトに埋もれ 僕らは反骨遺伝子に正直で...