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posted 2009-02-23 04:32
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
行方不明者を探す専門部署として、警視庁に設立された失踪課ですが、その一つが、出世欲の高い48歳の<阿比留真弓>警視を三方面分室室長とする渋谷中央署です。 失踪課の実態は厄介者が寄せ集められた部署の感があり、心臓病を患っている56歳の<法月大智>警部補、定時退庁で合コンに精を出す33歳の<六条舞>巡査...
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posted 2009-02-21 04:27
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
本書は、タイトルになっている表題作を含む7篇の短篇が納められています。 著者の短篇は読みだすと最後まで一気に読みたくなる筆の運びで、また最後の展開がどうなるのかが予測できずに、「えっ!」という驚きで終わる小気味よさが楽しめます。 本書の短篇の主人公は女性たちで、さりげない日常生活に潜んだ落とし穴には...
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posted 2009-02-18 17:55
四季織々〜景望綴
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keimi
久しぶりの読み聞かせに行ってきました。 2年生。低学年は、にこにこ笑顔で読んでいても楽しいです。 本日の絵本は、かがくのとも3『おおいぬのふぐり』 おおいぬのふぐりは、小さな青い花を冬から春に咲かせます。 日本には「いぬのふぐり」という草がありました。 外来種の少し大きなこの草に「おおいぬのふぐり」...
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posted 2009-02-15 04:31
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
読み終るなり、著者の仕組まれた技巧的な全体構成に、ただただ驚くばかりでした。 プロローグとエピローグの間に4篇の物語が納められていますが、どの作品も作家を目指し同人誌に参画している6人の男女が語り手であり、小説の作者として登場しています。 彼らはパソコンのチャットルーム「星の海」に集まり、それぞれ星...
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posted 2009-02-13 04:31
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
ファンドマネージャーとして投資会社に勤めている<永江>は5年前に離婚した39歳、偶然大学時代の同級生<由希>と再会しますが、彼女は心肺同時移植をしなければ助からない病気を患い、<永江>に安楽死を求めます。 かたや<永江>は、テレビ局に勤める20代の恋人<沙織>と結婚を前提に付き合っていましたが、行動...
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posted 2009-02-11 04:31
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
主人公の<凪海(なみ)>は22歳、<大滝>と<黒川>が主催するデザイン事務所「凹(ぼこ)組」で働いています。 デザインという仕事を楽しみ、前向きで希望と夢を抱えており、彼女の眼を通して仕事と周囲の人間関係が語られていきます。 元々の「凹組」は<大滝>・<黒川>、そして<醐宮純子>が立ち上げた事務所で...
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posted 2009-01-31 05:52
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
前作 『ジウ Ⅰ』 にて、9歳の<本木沙耶華>の誘拐事件を素早く制圧したSAT隊員の<伊崎基子>巡査は、巡査部長へと特進、決まりにより上野署の交通課に移動になりますが、マスコミ取材の攻勢を受け、轢き逃げ捜査から外れてしまいます。そんな時、フリーライターの<木原>から、誘拐グループの首謀者<ジウ>が、...
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posted 2009-01-25 18:26
四季織々〜景望綴
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keimi
氷雨の降る寒い一日が始まりました。 このところ、毎夜霧のロンドンを彷徨っています。 時代は、一八八八年・・・。 文庫本なのに3cmの厚さてす。 随分以前から読んでいるのに、なかなか前に進みません。 これは、濃い霧の所為でしょうか? 291P/781P 『一八八八 切り裂きジャック』 服部まゆみ・著 ...
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posted 2009-01-25 04:32
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
著者は、1982年のデビュー以後、<徳山諒一>と組んで創作ユニット<岡嶋二人>として活躍していましたが、1989年に発表された『クラインの壺』を最後に解散しています。 本書の『ザ・チーム』、エンターティメントととして面白く楽しめました。 霊媒師の<熊城あや子>は盲目で耳も聞こえにくいのですが、いまや...
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posted 2009-01-25 04:31
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
登場人物はデパートで働く<水原園(その)>と、その弟で高校3年生の<佐々行(ゆき)>です。 9年前に両親が離婚、<園>は銀行員の母親に、<行>は中華料理店を営む父親と別々に暮らしていますが、父親は<行>と半年しか違わない義兄<忍>を連れた<真奈美>と再婚しています。 姉の<園>は何事においても完璧主...