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posted 2017-06-23 21:34
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
価値観の違いはそりゃあるさ でもそれを声を大にして お前の詩は最低最悪だ 詩を罵倒することは 人格を否定することだ 生き方、考え方の 自由を否定するならば 詩の芸術的な自由が消滅 存在意味も消滅 どうして作品の良し悪しに 拘るのだろう 一億人に賞賛される詩 誰にも賞賛されない詩 どこに差があるのだろ...
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posted 2017-06-22 07:47
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
なんて 魅力ある者に出会うと 活力が湧いてくるのだろう マジで すごいなあ、と それと 少しの嫉妬、 憧れを持ったりして 違う個性に刺激される そっくり 魅力ある者たちを 真似しても 面白くないし 上手く出来ないし あんまり意味を感じない はてはて オリジナルってやつか ああ どうやらそこに 喜びが...
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posted 2017-06-21 14:36
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
そして僕らは 歌を歌っている なんとなくの 気分で 声を風にのせ 昨日と一昨日の 僕らの姿なく 爽やかに 軽やかに 歩幅のリズムで なんかいろいろ そりゃㅤいろいろあるけれど 躓いてしまったら ひと眠りして歌を歌おう あのね僕らは 歌を諦めてない どうしても 歌いたい歌が あればそれでいい どうか神...
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posted 2017-06-21 04:49
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
何それ さむっ 面白くねえ くだらねえ うぜえ そんな 見せかけの 自分を演じていたら いつの間にか ほんとうに 何にも感動しない 俺になっていた 小学生の時は それなりに楽しんで バカ騒ぎをしていたけど 中学生になって ふてくされて なんでも否定して 勝手にイライラを募らせ 笑うことさえ忘れ 高校...
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posted 2017-06-20 01:00
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
追いかけて 逃げて行く自分を 見ようとする 指摘され すぐに受け入れられる そんなことではない 時間が必要だ 空の青さの 青に気づく頃には 白や黒の色合いも知り 己色の存在を模索 追いかけて 逃げて行く自分を 見ようとする 肯定の中に否定を宿し 今までと変わらない道だが 見ようとすることで違ってくる...
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posted 2017-06-18 14:16
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
昨夜は鉛の鈴が鳴り 一日の重みに 鈍くギシギシと もしかしたら 初めての痛み 言葉では誤魔化せずに 朝だけはやってくる 軽く笑ってしまおう そう軽く 笑えるのだから びくびくしても いい方には 行かないだろうし 冷めて流そう 自分を守るように そんな朝に 娘が「おはよう」と 普段は素っ気ないのに 軽...
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posted 2017-06-18 03:00
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
いつからだらう 太陽が足元にあって 僕の影は太陽系を彷徨い たまに 楽しんでいるよ そんな手紙が 届くようになったのは 最近は地球に 影たちが集まって 遊んでいるらしいよ 影たちが影踏み鬼して ケラケラ笑い 野を越え山を越え たまにイルカと泳いだり なんだか楽しそうだ 僕といえば 紫外線を浴びすぎて...
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posted 2017-06-15 18:27
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
最近、鎖骨やら胸骨の変形が出てきた いったい俺は人間から どんな動物になろうとしているのか 朝、骨の変形に気がつく 日中は身体もカッカしているから 静かな光と共に 痛みから焦りとして目覚める ドクターは言う そういう人、いるんだよ まあ、頚椎もくの字への字に ガクガクになっているのだから 骨が少し出...
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posted 2017-06-15 04:49
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
ナインテーン フォティファイブ(1945) と ヒロシマ、ナガサキ の言葉が車内で聞こえる そして笑い声 聞きとってしまった英語 この不快感は辛い この話はどこから来て 何処へ繋がり どう収まるのだろうか とても悲しい朝 現実が過去を笑っている 過去が現実に泣いている トエンティ セブンティーン(2...
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posted 2017-06-13 18:28
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
殻の中で 僕はずっと詩を綴っていた 外の世界は眩しそうで 四十年も躊躇していたのさ 自分だけの世界で 十分と思っていたけれど やっぱり僕の中にある 飛び出したい言葉が背中を押した 勇気を出して頭を出したら 雨が降っていて 誰かの言葉が響いていた でん でん むしむし かたつむり お前のことだよ 僕は...