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Search results for "#詩"
  • 私という作品

    死ぬまで毎日 詩は書いているのだろう そう思っていた そのこだわりは つまらなく感じたのである 今日は 一作も詩を書かなかった 途切れた時 何かが起きるんだ そう思っていた ごはんを一日食べなかった それぐらいのことだった たいしたことはない 一日 詩を書かなくても 私という作品は 途切れることなく...
  • 詩の祭りだ祭りだ。。。

    埼玉詩祭
  • 遺書という防波堤

    遺書は手書きだろうか ワープロ打ちか 布団の中で悩んでいる やはり最期の証となる 重要なものになるだろう それを下手な手書きでは あっちから笑い声が聞こえそうだ ワープロ? ん〜 素っ気ない 誰でも同じような字になり しかも文書力がないから あっちから笑い声が聞こえそうだ ああ 俺はどうして笑われた...
  • 動けない

    動く景色 俺は止まっている まだ何処へも向かっていない 何処で降りる? いつでも進める足がある怠惰 俺に足があるとは言えない 動かずに生きている死んでいるようなモノ どうしたら一歩が踏み込める どうしたら生きていると言える 俺の何を打破すれば 動く根拠が芽を出すのだろう...
  • 僕らはダンボール箱

    みんなカタチも大きさも それに厚みもそれぞれちょっと違う 社会というナカミを入れられ 生きて行くわけだが それはたいへんなことなのだ 僕らは丈夫でなければならない でもすぐに壊れてしまうのだ ダンボールの素材では濡れたり 押されてしまえば 精神のように弱かったりする ナカミを漏らしたら 使いモノにな...
  • さあ

    ひひひひ ひんと笑って 暗い世界から脱出するのさ ずずずず ずんと押して 新しい力に目覚めて出発だ ぐぐぐぐ ぐんと伸びて 知らない景色を見にゆくよ らららら らんと歌って 風に吹かれ揺れ揺れながら...
  • 詩人の正体(あるひとつの考察)

    詩は文学であろうか 詩は学問であろうか 詩は芸術であろうか 詩を書く者は誰であろうか 個人に帰する道徳のフィールドから 共有可能な最小の心象を表現 人間として バランスを得るための 対人との折り合い 自身の折り合い 如何なるものなるか 如何に洞察するか 心中模索から 捻出された労りを結晶させ それら...
  • 檻檻(おりおり)の話

    「可哀想だな、ずっと檻の中で」 ゴリラに言った 「貴様こそずっと檻の中じゃないか」 ゴリラが言った 「そんなことない。俺は檻の中にはいない、自由だ」 「貴様、何か勘違いをしているな。 わしと比べて自由などと考える時点で、 自由な心がすでに檻の中にある」 「何をゴリラのくせに偉そうなことを言いやがる」...
  • 帰宅の迂回路

    暮れゆく車窓のスペース 自由が紅く染まれば どんなくだらない一日も 許せる気がして見つめている 行き先のない夜は 何も持たずに彷徨うがよい 偶然のエピソードなんて要らない ただ誰にも邪魔されず 歩くことさえ出来ればそれで 曖昧な時間が壊してくれるさ 巻き込まれたい 冷たい風を感じながら 言葉は煩わし...
  • 時間の費やし方

    かなりお待ちになると思いますが…… 三時間待ちの受診 予約なしなのだから仕方ないか 耐えられる病状だし 高校生の時 電車を待つのに五分がとても長く感じていた 時計を見ても時間はさほど進まなくてイライラ 退屈が苦痛で仕方ないかった 今はおじさんになってこの退屈加減がなかなか良い 無駄に時間が流れている...
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