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posted 2021-06-26 05:05
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
<筒井康隆>は、わたしが高校生の頃に神戸市垂水区に引っ越されてきたこともあり、当時はよく読んでいました。 新潮社の「書き下ろしシリーズ」の『虚航船団』はサイン会でのサイン本として本箱の中に埋もれているはずです。 差別用語事件で「断筆宣言」をされたということで著者の作品としては『文学部唯野教授』が最後...
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posted 2021-06-23 05:05
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
『蛍の橋(上)』に続く『蛍の橋(下)』です。当初の単行本での刊行では分冊されていないのが、小気味よい展開で進んでいきますのでよくわかりましたが、読み終りの結末にはがっかりしてしまいました。 本書では、美濃焼の再興を夢見る陶工の「平蔵」とその許嫁の「お登勢」との関係と、徳川家に屈した豊臣家の元家人たち...
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posted 2021-06-18 04:05
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ファルコン
今回の『蛍の橋(上・下)』は、1999年11月に単行本として刊行され、2002年8月に文庫化にあたり(上・下)の2分冊として発売されています。 大阪夏・冬の陣が結末を迎え、豊臣側の敗北で徳川の治世が始まった頃。名工「蔵右衛門」の孫「平蔵」は恋人の「お登勢」に支えられ、新しい美濃茶陶を復興させる夢をも...
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posted 2021-06-12 05:05
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ファルコン
前作『女副署長』に続く2作目として『女副署長 緊急配備』が文庫描き下ろしとして2021年6月1日に発行されています。前作の完成度の高さに続編を期待していましたが、本作も前作の主人公「田添杏美」を据え期待通りの面白さで、緻密な構成の伏線も良く楽しめた作品です。 前作で起こった署内での不祥事で「田添杏美...
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posted 2021-06-08 04:25
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ファルコン
本書『鏡の背面』は、2018年7月に集英社より刊行され、2019年「吉岡英治文学賞」を受賞した作品で、2021年5月25日に文庫本(1188円)として発行されています全一巻650ページの大作です。 同年代の作家ということもあり、『アクアリウム』をはじめ、『仮想儀礼』など実に緻密な構成で、背景に潜む社...
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posted 2021-06-01 05:05
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ファルコン
著者<逢坂剛>といえば、公安警察を舞台とした『裏切りの日日』(1986年7月・集英社文庫)に始まる『百舌』シリーズが、まず思い浮かびます。7作目となる『墓碑なき街』の次に完結篇として『百舌落とし』が(2019年8月)に単行本刊行されていますが、文庫本化を待っています。 さて本書『地獄への近道』は、か...
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posted 2021-05-29 04:05
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ファルコン
<誉田哲也>による『国境事変』は、2007年11月に単行本、2010年6月に中公文庫が刊行されていますが、時代を超えて重く心にのしかかる作品でした。 『ジウ』シリーズの三部作((Ⅰ) ・ (Ⅱ) ・ (Ⅲ))に続く、〈ジウ〉サーガの第4作という位置づけの作品で、『ジウ』三部作に登場した「東弘樹」刑事...
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posted 2021-05-25 04:05
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ギャグとユーモア作品として著者<室積光>としては、『達人山を下る』や『達人の弟子 海を渡る』などがありました。本書は、2016年6月29日に文庫本として発行されています。 主人公となる「筒井明彦」は、父の病気で早期退職し、故郷の山口県日照市に帰ってきた元広告マンです。午前中は、道の駅で働き、午後はの...
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posted 2021-05-21 04:05
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ファルコン
2005年 『花まんま』で第133回直木賞を受賞した<朱川湊人>の『わくらば追慕抄』は、2009年3月に単行本が刊行され、20011年9月25日に文庫本として角川書店から発売されています。 主人公は、人や物に触れることでその「記憶」を読み取れる不思議な力をもった姉「上条鈴音」と、お転婆で姉想いの妹「...
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posted 2021-05-19 04:05
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ファルコン
神戸っ子として、地元の歴史書として興味を持ちました『神戸レガッタ・アンド・アスレチック倶楽部150年史』は、「神戸新聞総合出版センター」から出版され、編者は<呉宏明>氏と<髙木應光>氏が務め、自称「神戸のヒストーリーアン」である歴史家の園田学園女子大学名誉教授<田辺眞人>氏が監修されています。 「神...