-
posted 2009-02-21 04:27
神戸:ファルコンの散歩メモ
by
ファルコン
本書は、タイトルになっている表題作を含む7篇の短篇が納められています。 著者の短篇は読みだすと最後まで一気に読みたくなる筆の運びで、また最後の展開がどうなるのかが予測できずに、「えっ!」という驚きで終わる小気味よさが楽しめます。 本書の短篇の主人公は女性たちで、さりげない日常生活に潜んだ落とし穴には...
-
posted 2009-02-18 17:55
四季織々〜景望綴
by
keimi
久しぶりの読み聞かせに行ってきました。 2年生。低学年は、にこにこ笑顔で読んでいても楽しいです。 本日の絵本は、かがくのとも3『おおいぬのふぐり』 おおいぬのふぐりは、小さな青い花を冬から春に咲かせます。 日本には「いぬのふぐり」という草がありました。 外来種の少し大きなこの草に「おおいぬのふぐり」...
-
posted 2009-02-15 04:31
神戸:ファルコンの散歩メモ
by
ファルコン
読み終るなり、著者の仕組まれた技巧的な全体構成に、ただただ驚くばかりでした。 プロローグとエピローグの間に4篇の物語が納められていますが、どの作品も作家を目指し同人誌に参画している6人の男女が語り手であり、小説の作者として登場しています。 彼らはパソコンのチャットルーム「星の海」に集まり、それぞれ星...
-
posted 2009-02-13 04:31
神戸:ファルコンの散歩メモ
by
ファルコン
ファンドマネージャーとして投資会社に勤めている<永江>は5年前に離婚した39歳、偶然大学時代の同級生<由希>と再会しますが、彼女は心肺同時移植をしなければ助からない病気を患い、<永江>に安楽死を求めます。 かたや<永江>は、テレビ局に勤める20代の恋人<沙織>と結婚を前提に付き合っていましたが、行動...
-
posted 2009-02-11 04:31
神戸:ファルコンの散歩メモ
by
ファルコン
主人公の<凪海(なみ)>は22歳、<大滝>と<黒川>が主催するデザイン事務所「凹(ぼこ)組」で働いています。 デザインという仕事を楽しみ、前向きで希望と夢を抱えており、彼女の眼を通して仕事と周囲の人間関係が語られていきます。 元々の「凹組」は<大滝>・<黒川>、そして<醐宮純子>が立ち上げた事務所で...
-
posted 2009-01-31 05:52
神戸:ファルコンの散歩メモ
by
ファルコン
前作 『ジウ Ⅰ』 にて、9歳の<本木沙耶華>の誘拐事件を素早く制圧したSAT隊員の<伊崎基子>巡査は、巡査部長へと特進、決まりにより上野署の交通課に移動になりますが、マスコミ取材の攻勢を受け、轢き逃げ捜査から外れてしまいます。そんな時、フリーライターの<木原>から、誘拐グループの首謀者<ジウ>が、...
-
posted 2009-01-25 18:26
四季織々〜景望綴
by
keimi
氷雨の降る寒い一日が始まりました。 このところ、毎夜霧のロンドンを彷徨っています。 時代は、一八八八年・・・。 文庫本なのに3cmの厚さてす。 随分以前から読んでいるのに、なかなか前に進みません。 これは、濃い霧の所為でしょうか? 291P/781P 『一八八八 切り裂きジャック』 服部まゆみ・著 ...
-
posted 2009-01-25 04:32
神戸:ファルコンの散歩メモ
by
ファルコン
著者は、1982年のデビュー以後、<徳山諒一>と組んで創作ユニット<岡嶋二人>として活躍していましたが、1989年に発表された『クラインの壺』を最後に解散しています。 本書の『ザ・チーム』、エンターティメントととして面白く楽しめました。 霊媒師の<熊城あや子>は盲目で耳も聞こえにくいのですが、いまや...
-
posted 2009-01-25 04:31
神戸:ファルコンの散歩メモ
by
ファルコン
登場人物はデパートで働く<水原園(その)>と、その弟で高校3年生の<佐々行(ゆき)>です。 9年前に両親が離婚、<園>は銀行員の母親に、<行>は中華料理店を営む父親と別々に暮らしていますが、父親は<行>と半年しか違わない義兄<忍>を連れた<真奈美>と再婚しています。 姉の<園>は何事においても完璧主...
-
posted 2009-01-22 04:27
神戸:ファルコンの散歩メモ
by
ファルコン
主人公<矢島耕平>は29歳、企画プランニング会社『ロスロコ』に勤め、趣味は「駅弁」を食べることです。 東北新幹線の新青森駅の開通に伴い、イベントの企画として商工会議所まちづくり課へ仕事として出向きますが、打ち合わせの最中に課長の<長尾>が地獄沼にて溺死体で発見される事件に遭遇、持ち前の好奇心で素人探...