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「薬師岳」を後にしてまず飛び込んできたのが雲海。
午前中は快晴のお天気で素晴らしい景色が楽しめる。
しかし、午後になると、
雲が上がってきて白い世界に変わってしまう。
この雲海の雲が上がってくるためだと思う・・・。
遥か「八ヶ岳」までびっしりと雲海が続いている。
これはまた素晴らしい雲海だ・・・!!
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「薬師岳」の頂上は比較広くて、
全体が砂でおおわれている。
今まで何度か出演してもらっているが、
ここで全体像をアップしておきたい・・・。
平らなスペースの端まで行けばもちろん断崖絶壁だ。
あまり端まで行く必要はないだろう・・・キケン!
頂上からは雄大な「白峰三山」と雲海が一望できる。
こんなところが同じ日本なんだということがちょっと信じられない・・・。
日ごろ卑小なスペースでしか生活していない身の上では、
こういう日本が想像外であるのは当然だと思う。
雲が自分の足より下に見えるなどということは、
あの世に行ってから眺めるもんだと思っていた・・・。
しかし、現実に足の下を流れる雲を眺めていると、
まだあの世とは若干距離がありそうだとチト安心したりする・・・。
下から見ている時は、
この山の頂上あたりかと思っていたりもしたが・・・。
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「薬師岳」の頂上に出まず目の前に広がるのが、
圧倒的な存在感の「北岳」と、
となりのゆったりとした「間ノ岳」だ。
雲ひとつない空がまぶしい・・・。
山肌をゆっくり通り過ぎていく雲がまるで作り物のようだ。
いや、この風景全体が映画のセットのように見える。
山肌の手触り感は絨毯のようだ・・・。
雲は真綿をちぎって浮かべたように見える。
27780メートルに登っている見ている風景だというのが、
なんだか信じられない・・・。
箱庭の中でアリよりも小さい自分を感じる・・・。
不思議な空間なのだ・・・。
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山小屋の朝は早い・・・。
昨夜は8:00前には就寝。
登りの疲れもあってかぐっすり眠り込んだ。
朝は4:00には目が覚めていたが、
なんとなくすぐ起き上がる気になれずに、
布団の中でウダウダしている間に、
ご来光は終わってしまっていた。
・・・・
山小屋の食堂では朝ごはんの準備をしていた。
泊まり客の出発に合わせて急ピッチで準備・・・。
シーズンの山小屋はかなり忙しい・・・。
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「中道」登山道の悪路は果てしなく続くように思われた。
急登も終わりなく続くように思われた・・・。
しかし、突然道が平坦になり松の木が道の両側に現れると、
足の下が砂に変わった・・・。
これは頂上が間近であることを告げている証しだ・・・。
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いよいよ「中道登山道」を登り始める。
どんな高い山でも最初は特に何もなく、
道もよく整備されていて歩きやすい・・・。
体もまだ歩き初めで元気いっぱいだ。
しかし、今回は汗の出方が異常に早いことに気がついた。
30分も歩かないうちに、
ものすごい汗が体中から噴き出してくる。
まさに噴き出すという感じ・・・。
なんか今回はちょっと違うかなという気が頭をかすめた。
汗の出方というのは、
ちょっとした体調の変化を知らせることがよくある。
歩き初めではどうということもないが・・・。
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「鳳凰三山」を歩いて今日帰宅しました。
お天気には完璧に恵まれた登山となりました。
雄大なる山の風景というのは、
いつ見ても何度見ても印象深いものですね。
今回を山行を記録として残していこうと思います。
毎年の行事のようになってきましたが・・・。
出発から順番に記録していこうと考えています。
いよいよ明日の早朝登山に出発します。
今回は薬師岳から観音岳、地蔵岳に回って、
早川尾根を歩いて下りてきます。
お天気が心配ですが、
なんとかなりそうな気もしますが・・・。
日ごろの行いで勝負ですかね。
メンバーの誰かが良い行いをしてれば大丈夫そうですが・・・。
どうでしょうか・・・。
朝が早いので今日はこれでおやすみなさいです・・・<(_ _)>
写真は地蔵岳の奇岩オベリスクです。
いよいよ白峰三山の終着点「大門沢下降点」に到着。
ここから6時間の下りとなる・・・。
6時間の下りの目的地は「奈良田温泉」
これまでの縦走の汗をすべて洗い流す・・・。
下り始める前のしばしの休憩。
はるか幾重にも連なる山並みに、
今まで越えてきたピークを想う・・・。
3000メートルの頂に広がる景色は、
普段の常識を超えた景色だ・・・。
そこで積み重ねてきた思いを胸に、
いよいよ下りの道を踏み出す・・・。
一抹のさみしさを感じながら・・・。
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南アルプスには雷鳥が比較的数多く生息している。
それでも近年だいぶ数を減らしているという話だ。
人間以外の生物には厳しい状況が続いていると思う・・・。
稜線を歩いていると雷鳥の親子と遭遇。
写真の二羽だけでなく、
ほかにも何羽か一緒に行動していた。
これだけ目の前に現れるのは初めてだ・・・。
このときの縦走に色を添えてくれたと思う。
貴重な体験だった・・・。
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