レモネードの原則
Mar
29
おだやかに機嫌よく過ごすライフコーチの十条らいふです。
ビジネスでは
実現したい中長期の目標を設定し
目標達成のための計画を策定します。
自分の人生はどうでしょう。
子どものころから
明確な目標をもって
それを実現する人もいるかもしれませんが
よし、中期計画を立てるぞ!
という人は極く僅かではないかと思います。
私もいまは
人事の仕事をしていますが
学生のころや
社会人になったばかりのころに
いまの会社で
人事の仕事をするようになるとは
まったく想定していませんでした。
人生の目標を
どう立てていいかわからない
という人もいると思いますが
それはむしろ
自然なことかもしれません
VUCAと言われるように
変化が激しく
近未来の予測が困難な昨今においては
設定した目標が
自分にフィットしなくなる可能性が
あるのです。
目標から
どう行動するか計画するのではなく
いまある手持ちのリソースから
なにができるかを考えて
できることからやる
というのがこの変化の激しい時代に
適合したやり方かもしれません。
起業家に共通した考え方のなかに
「レモネードの原則」
というのがあります。
「酸っぱいレモンをつかまされたら
レモネードを作れ」
というアメリカのことわざがあります。
酸っぱくてどうしようもないレモンでも
工夫を加えることで
美味しく飲めるようになるということを言っています。
そのときに発生した事象は
自分にとって
必ずしも都合の良いのものではないかもしれませんが
いまある能力や
人脈などのリソースを
最大限に使って
その時点での
ベストな行動をとっていく
ということです。
現実を直視して
いまここでできる
ベストを尽くすことを積み重ねる。
不確実性が高くても
「いまここ」に集中することによって
思った通りにならないと嘆いたり
無用な不安に
さいなまれることもなく
おだやかに過ごすことができるのではないかと思うのです。
いまここにあるものを生かすには
という発想が大事です。