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- 歯茎のハレやうずきに アロマ「クローブ」
『歯茎がブヨブヨしたら、まず試してみること! ~ ちょっと待って!その前に ~』
~ ▲ Memo ▼ ~
クローブは、香辛料として料理に使われることが多い。インドカレーや肉料理、チャイの香り付けなど用途が多いクローブは、漢方薬としても用いられてきた。
クローブは、フトモモ科の植物で、学名を「Eugenia caryophyllata」や「Syzygium aromaricum」という。
インドネシア原産の高さ10m程にもなる常緑樹で、釘に似た形状のつぼみを付けるのが特徴から、中国では釘を意味する「丁香」や「丁子」と名付けられた。
クローブは中国では古くから生薬として珍重され、歯痛を和らげたいときにクローブのつぼみを噛みしめるなどしていたといわれている。
特に紀元前3世紀頃の前漢時代では、宮廷に仕える人は自分の息をクローブで薫らせてから皇帝の前に出ることが義務付けられていたともいわれている。
このような利用法は現代にも受け継がれており、歯磨きペーストの原料として使われることもあり。
平安時代の日本でも「丁子」と呼ばれ、香料や染料、薬、防腐剤として利用されてきた歴史があり、源氏物語にもその名が登場している。
成分は8割がオイゲノール、残りは酢酸オイゲノールやカリオフィレンなど。
オイゲノールの作用は主に鎮痙攣作用と鎮痛作用があるといわれていて、歯痛のほか、頭痛や関節痛にも効果的といわれている。
クローブには強い高揚特性もあり、うつ気味なときや気力がなくなったときに刺激を与えてくれる。
また、優れた防虫作用があるので、お部屋に香らせておくと虫よけとしても使用できる。特にゴキブリの嫌いな香りとしてもクローブは有名。
カビ臭さを抑える作用もあるため、ルームフレグランスとしてもオススメ。抗菌特性により、カビの増殖を抑える効果もあるとか。
梅雨のじめじめする時期などに、クローゼットや靴箱、押し入れなどにクローブの精油をしみこませたコットンなどを置いておくと、衣類や布団類を虫やカビから守る効果が期待できる。
クローブの精油は刺激がとても強いので使用する場合は、濃度に注意が必要。
スキンケアにクローブの精油を使う場合は、ほかの精油ならばボディ用は1%以下、顔用は0.5%以下の濃度とされているが、クローブはこの半分程度から始め、様子を見ながら調節するようにした方がいい。
優れた抗菌、抗真菌、消毒作用により、ニキビや吹き出物、水虫の改善、皮膚の感染症にも効果が期待できる。