スポーツ選手のキャリア支援
Jun
10
私の好きなことの一つに、スポーツ選手のキャリア支援があります。
なんて言っても、私には身近な存在。
今回のセミナーは、現役で割とトップ層に近い選手たちが対象です。
オリンピアンでも、その後のキャリアに悩む人たちを見てきたので
今だからこそ知っておいて欲しいことを伝えました。
今回は大学1年生が対象。
やっぱり明るく元気で
思ったまま発言してくれる人
反応をしっかりして
聞いているよ、と目をみてくれる人様々ですが、
まぁ中には寝る時間と思っている人に声をかける私(^_^;)
実はアスリートって、特に学生であれ実業団選手であれ
自分の強みってよくわかっていない方が多いのです。
(企業に勤める社会人でもそうですが)
そして学生の場合
”それだけ、それしか続けてきただけだから自分の強みは何もない”
って発言しがちなんですよね。
継続力というものはわかったとしても、
他の価値や強みには気づいていないと感じるのです。
だから就職活動になった時に、よく考えずに人材紹介のことを鵜呑みにして
後で後悔したり、自分の強みを話せない、書けなかったり、
あるいは活動時間が競技と重なり、就職しない学生がいます。
日本ではオリンピックに出ても、その後の仕事決めは自分でするのがほとんど。
一部は、制度としてありますが。
オリンピアンのその後は仕事に就けずパチプロになる人、
転職ばかりしている人
飲食業ならと起業した人
せっかく企業に勤めたのものの、すぐに辞めてしまった人
そのような人も多く見てきました。
だからこそ、大学生といえどもプロになる人もいる中で、
そんなことにはなって欲しくないし、自分自身の価値が沢山あるということを
知って欲しい~!それが今回の意図です。
ただし、最近は単純にスポーツやってればそれでよい、というものでもないです。
企業の方も、やっぱりきちんと学力はつけて欲しいと思っています。
そりゃオリンピックやプロを目指す人には、
今は考える余裕がないかもしれません。
でもJリーガーも”デュアルキャリア”という考え方を
浸透し大事にするチームも出てきました。
今知っておくか、知らないかが大きいなと思います。
それは、後々で活きてくるからです。
そんな想いを込めて、最近の就職動向と
これからのヒントになることを伝えました。
一番の強みは目的達成のために自分の課題、チームの課題を見出していき、
さらに、組織の中でPDCAサイクルで行動できること
結局は仕事と同様な経験をしている、そんな価値に気づいて欲しいのです。
ただし、それには一生懸命に取り組むことが大切だよ、と思いを込めました。
届いたかなー
いろいろ両立は大変かもしれないけれど
人生の中でその輝く貴重な時間を大切に!!
がんばれがんばれアスリート!