企業戦士の月曜日
Aug
30
駅前でコーヒーを飲んでいる
サボってしまいたいような
仕事が嫌いなわけではない
ただなんとなく
疲れているわけではない
ただなんとなく
人間関係が悪いわけではない
ただなんとなく
駅に向かう険しい顔が連なって
それはそれは近寄り難い働くひと
夏休み明けの子どものように
私はそこに居たくなかったようだ
なぜかコーヒーの一杯が長く感じる
腕時計を見るとまだ仕事へ間に合う時間だ
どうしようㅤどうしようㅤどうしよう
真面目が勝ったようだ
私はやはり働くおじさん
それは日本人の遺伝子レベルの話し
せっせと頑張ってしまう
今日も一時間ほど早めに家を出て
コーヒーを飲んでいるのだから準備万全だ